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【食】逆転の勝ち越し打

蕎麦や もりいろ/大森町

沖縄そばにふられて、タコスが食べられず、ああ、もう、きょうはこういう日なのか…ってところで、大森町の駅前で目についた小洒落た店。なんだなんだと見たら、蕎麦屋。おもてに置いてあったメニューを見ても、なかなかいい。ちなみに大森町は京急線。

蕎麦屋に入ってたんだから、昼酒ですよ。
まず、茄子の煮浸し。に、ビール。

・茄子の煮浸し

つやつやのとろとろに悪いひとはいないって、死んだばあちゃんが言ってました。なにこれ、絶対おいしい。そして、おいしかった。取皿は小鹿田焼。箸置きは高取焼だろうか。

・日高見

日本酒にかえる。酒を飲まないとバチがあたる。むこうから持ってきてくれるのが目にとまったとき、えらくおおぶりなロックグラスに入ってるかとおもいきや、片口。この片口、いいなぁ。

・穴子の天婦羅

穴子の天せいろ。塩で穴子をやりつつ、酒、蕎麦。小ぶりで脂のノリのいい穴子。酒、蕎麦の流れもいい。さて、クイっと飲って蕎麦。あ、ちょこんとあるのはマッシュルーム。

・蕎麦 福井県大野産

在来の蕎麦でも有名な福井県の大野産の蕎麦。ビール、酒、天婦羅ときても香り高い。かなり細めの蕎麦。とてもいい。天婦羅を別にして、二種にするのが正解なんだろうな。いや、いい。夏はひやかけ系のメニューもいい。

飲食店を二回ふられると、その日は負け試合って日が多いなか、見事な逆転打。

書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。