夏の仕事の進め方(21/100回)
前にも書いたけど僕は溶接工として工事現場で働いていた。
屋外の炎天下で溶接をすると当たり前だけど暑い。
とにかく暑い。
風の無い日や湿気の強い日には、「泳いできた?」と言われるくらいみんな汗をかく。
気温だけでなく湿気などの周りの環境で体への負担は全く違うので、天気予報は当てにならない。
冷えたドリンクを飲み、休憩を取って対策をしていても、年に数人は熱中症で倒れてしまう。(今でこそファン付きのベストみたいな便利グッズもあるけれど、僕が現役の時はまだ普及していなかった。)
暑さに慣れてる職人でも休憩を取りそこなったり、少しの体調不良であっという間に熱中症になる。
夏の暑さは本当に怖い。
そんな経験の中で身につけた究極の熱中症対策がある。
その対策法は。
「ゆっくりやる」
ただそれだけ。
ふざけているわけではなく、これ以外身を守る方法は無いんじゃないかと思う。
焦ってバタバタと作業をすれば体力は奪われるし、仕事に集中しすぎると休憩することを忘れてしまう。
自分のペースを守ってやれば体への負担も小さいし、体調の変化にも気がつける。
焦らず騒がずゆっくりやる。
単純なことだけど、とても効果があるのでぜひ試してほしいと思う。
ゆっくりやれば疲れないので、長い時間集中力を保っていられる。
動きは遅くても1日が終われば意外に進捗が捗っている。
僕はこうやって夏の仕事を進めている。
いつもお読み頂きありがとうございます!