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子どもには親の働く姿を見て欲しい(11/100回)

サニーサイドスタジオを始めた当初はよくイベントに出展していた。

地元の有志が集まって開催しているアットホームなイベントから、数百ブースも出る大規模なものまで、多い時には月に2、3回出展していて、土日は常にフル回転していた。


イベント出展はたくさんの人とお話しができるので、単純に楽しいし、営業活動の一環としても行なっていたのだけれど、流石に体力が続かなくなって3年目にはとんど出なくなった。

それでもイベントで出会った人とは今でもつながりがあるし、お客さんの生の声を聞けるとても良い機会は本当に貴重な時間だったと思う。


最近密かにやってみたいと思っているのが、家族同伴でのイベント出展です。

僕が出展をしていた当時も家族で参加しているブースもあって、たまに子どもが店番なんかをしているのも、微笑ましく思い見ていた。

家族での出展は単純に人手が増えるだけでなく、家族に事業の内容を知ってもらえるという利点があるなと思っている。


夫婦であれば苦労を共にすることもできるし、第三者目線でダメ出しをもらうこともできる。


それに何より自分の娘に、親の働く姿を見せてやれる。


今住んでいる自宅と工房は少し離れているので、僕の働いている姿を娘が見ることはほとんど無い。
なんとなく「看板を作っている」ということは知っていても、現実味はないと思う。


将来子供が自分の生きていく仕事を模索する時に参考にするのは、やはり親の働く姿だと思っていて、良い部分も悪い部分も学べることは多いと思う。


家庭の経済状況が子どもの体験の質や量の格差になるという話を聞いたことがある。
今の自分の稼ぎだと子供にやらせてあげられることは限られる。
(この先塾や習い事、海外留学やなんか言われたらと思うと背筋が凍る。。)

親が商売で苦労しているところや、楽しく仕事をしている姿なんかはプライスレスなのでいくらも見てもらいたい。
参考になるかはまったくわからないけれど、せめて働くということのリアリティくらいは伝えられるんじゃないかと思う。


気候が良くなれば少し足を伸ばしていろんな地方に出向きたい。
地方ごとの街の様子や人の様子を感じることは、まだ幼い娘の世界を広げてくれると信じている。


帰りのサービスエリアでご当地グルメなんかを堪能できればなお良い。

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