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自分の世界に深く潜ることも悪くない(41/100回)

今日は日曜日で休みを取る。

前日は熱中症気味だったけど、朝起きると体調も戻っていた。
もうすぐ9月なのに一向に暑さに慣れない。


本日は、大阪市内で行われている子供向けのイベントへ家族全員でお出かけ。
以前書いた通り家族揃って人ごみが苦手なので、時間をずらして遅めに到着。

映画1本分の入場料を払って入ったのに、大きな音と騒がしい雰囲気に娘が怖が
ってしまった。
森を模したアトラクションで薄暗かったのもあり、全く入れず撤収。


僕も子供の頃から人が多いところや大きな音が苦手な過敏なタイプだった。
今でも周りの音量が自分の感覚と合わない。
大人になれば上手く対処できるようになるので、娘に無理強いはしない。

苦手を克服することで広がる世界もある。

それももちろん大切だけど、自分の世界に深く潜れることも才能だと思う。
色々な場所をたくさん飛び回るのも、じっくり深い場所を探索するのも優劣は無い。


世の中はとても騒がしい。
騒がしさを避けて生きることはできないけれど、深く潜っている間はとても静かだ。
深みに逃げ込むのではなく、自分の力をいちばん発揮できる環境で力を蓄える。

娘には、そんな生き方を少しでも早く見つけて欲しいと願っている。



結局、途中入場ができる入り口を発見して、そこから苦手な場所を避けて会場へ入ることができた。
少しでも楽しむことができてホッとする。


すぐにイベントの終了時刻が来てしまい、会場から移動してすぐそばの港へ大きな客船を見にいく。
突然のゲリラ豪雨から逃げて軒先で雨宿りをしながら、客船に吸い込まれていく車や人々を眺める。
雨雲の合間からわずかに夕陽が差して綺麗だった。


イベント会場での硬い表情とは打って変わり、娘は楽しげな表情を見せる。

「最初からこっちでよかったじゃねえか」

と思ったけどもちろん口には出さない。

僕も雨に打たれる大きな客船を見ることができて楽しかった。

いや、こっちの方が断然楽しかった。


今度は船に乗りたい。

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