火を焚き星を見たいと言ってから、早数ヶ月。実はまだ火を焚き星を見に行けていない。 7月の新月を狙ってキャンプに行く気持ちはあった。確かにあったはずなのだ。けれども行けていないのは、このご時世で仕方ない理由があるにはある。 緊急事態措置区域だったのだ。 予定していたスケジュールで一番早く予約できるタイミングだった5月頭、その時点で市営施設だった私が行きたいキャンプ場は臨時休業になった。 待てど暮らせど休業続き、仕方ないとは思いつつも7月のシフトを出すタイミングになっ
火を焚き星を見たい。 年度末と年度初めのクソ忙しい仕事を捌きながら、唐突に浮かんだその願望は今の時点で3週間程経過しているが離れてくれない。 元々アウトドア好きの家庭に生まれ育っていたので、物心付く前からキャンプに連れられ存在しないキャンプの記憶まである。いや、覚えてないだけで存在している筈なんですが。 バンガローに蔓延るカメムシの記憶とか、母親がうっかりダニに喰われたとか全然覚えてないのに共通認識みたいに話される事がある。 それはそれとして、記憶にあるキャンプ地