散骨か樹木葬か、悩む選択
こんにちは。NPO法人 大樹の輪の五十嵐です。
サニープレイス福壽園にて樹木葬・永代供養墓のご案内を担当しております。
先日、私の学生時代の同級生(30代)の御父様が亡くなり、葬儀を執り行いました。享年75歳でございました。
私自身も子どもの頃から家族ぐるみでお付き合いをさせていただいており、非常に親しい間柄でしたので、葬儀にも参列させていただきました。
御父様は生前「墓は要らない、負担をかけたくない、自分の骨は海にでも散骨してくれ」と息子である私の友人に伝えていたそうで、友人はその遺言通り、海洋散骨を検討し始めておりました。
しかし葬儀当日、70代の親族の方から、このように言われたそうです。
『君はまだ若い。歳を重ねると、お墓のありがたみが分かるようになる。60代、70代になってもお墓があるというのは心の拠り所になる。海洋散骨を控えてくれ、と言っているのではなく、こういう意見もあるということを踏まえて、今一度考えてみてほしい。』
親族の方からのご意見に真摯に耳を傾け、海洋散骨以外の選択(合葬墓や樹木葬)も考え始めたそうです。
挨拶に赴き、手を合わせ、祈りを捧げる場所。お墓は、今を生きている人々の心に安らぎを与えてくれる場所だと、私は考えます。
海洋散骨は、そういった特別な場所の創造が難しくなります。手を合わせる場所が、ひとつ無くなる。友人の親族様は、それを危惧したのでしょう。
故人の生前のご意志もある。経済的な都合もある。親族皆のご意見もある。それだけではなく、今を生きている私たちが、いかに心豊かに毎日を過ごせるかも大事なことです。
どのような埋葬形式を選ぶことで、どのような未来が描けるのか。私自身も、あらためて友人と一緒にじっくりと考えてみたいと思います。
サニープレイス福壽園(ふくじゅえん)
大切なペットと一緒に眠れる樹木葬
都営三田線「新板橋駅」徒歩6分・JR埼京線「板橋駅」徒歩11分
■ホームページはこちら
https://www.taijyunowa.org/kitaku/
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