人参をスライサーで切るはずだった夏のこと
おはようございます
ぼんやりしながら書いている
書きたいこともまだ浮かばない
昨夜、長芋を切っていて、ちょっとよそ見をしたら、トンと、刃先に当たった指に巻いたバンドエイドを替えないとなあ
ここは頑張らねばと少し意気込んだ時に限って、ケガをして、かえって迷惑をかける傾向がある。
最初はもう何十年も前に、これもまた夏だった気がする。田舎に帰省していて、叔父の葬儀の準備を手伝った時だ。
近所のおばちゃんたちも来てくれて、台所で慌ただしい時に、手伝いますと母と加わり、人参をスライサーで切るよう頼まれたら、見事に指も…
日頃スライサーを使ったことがなかったのは言い訳だけど、なんだかとっても情けなかったことを覚えている。
それ以来、人参を切る時と、スライサーを使うときは、それを思い出すし、ものすごい注意をしている。
あらたに、長芋も追加された。
その夏も、具合の悪い叔父の見舞いもあり帰省して、顔を見て、そろそろおいとましようかという、ほんとその朝に叔父が息を引き取り、そのまままたおり続けて、葬儀やらに入った。
タイミングがいいのか、わるいのか、
なんかそうゆう意味でも印象的だった。
断片的にいろんなものを覚えていて、確かお葬式というものも、人生で初めてだったし、田舎のお葬式というのもあって、いろんなものが新鮮で、悲しいのだけど、どこかずっと少し浮ついていた。
その叔父は写真を撮るのが好きで、フィルムの一眼レフカメラをいくつか持っていて、でも、従兄弟たちは特に興味を持っていなかったから、私はそれらを譲り受けたんだった。
使いこなせてないけど。
叔父の部屋には植物や田舎の風景の写真が引き伸ばされて飾ってあった。
私も植物の写真をなんかわかんないけど、撮っちゃうんだよね。
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