【完全版】ロジカルなノマド攻略【人生の地図】
コーカサス山脈の南嶺、ノマドの聖地ジョージアに住むKOHです。
ノマドワーカーと言えば「スマホ一台で高収入!」のようなパソコンから投稿しているTwitterアカウントもありますが、アレとは違いますね。
ノマドとは何かを特別にするのではなく、ある一つのことを「しない」ことで達成されるシンプルなことです。
それだけなのです。
その場にいたくてその場にいた方がいい人がほとんどだと思いますが、「その場にいたくなくてその場にいなくていい人」なんかが場所にとらわれている傾向にあります。
そのような人々の課題解決を念頭に、なんとなく「ノマド気になる」くらいの意識レベルの人に向けても、場所にとらわれず生きるためのロードマップ『ロジカルなノマド攻略』を実際に世界を住み歩くノマドワーカーの筆者が作成しました。
まずは、海外で暮らすノマドワーカーが実際にどのような生活をしているかを簡単にご紹介します。
実際のノマドワーカーの生活
窓から猫が出勤してきます。
どこかの家の猫ですが、毎日やってくるので名前もつけました。
毎朝顔面を舐められるので目覚ましいらずです。
朝食は主食のペペロンチーノです。
調理時間15分というスピードと飽きない美味しさが魅力的。
食材原価は20円くらいです。
拠点としているジョージアという国はパスタ麺1kgが約30円と、完全にバグっています。
自宅で仕事する派でしたが、コワーキングスペースを作ったので出勤に目覚めました。
コワーキングまでは自宅から3kmと近くもないのですが、配車アプリでタクシーを呼び、乗車賃は70円ほどなので全移動タクシーです。
ノマドになりたてはベッドから5秒でデスクに着くことが快感でしたが、最終的には生活空間と仕事空間を分けたほうが効率がいいことに気がつきました。
アプリでなんでも届くのでフードデリバリーをすることが多いのですが、この日はなんとなくコワーキングスペースの近所のケバブです。
約250円の最小サイズがとっても大きいので二人で分けたほうがいいレベル。
ぼくはデジタルノマドワークに加えて美容師も兼業しているので、ジョージアに住むアジア人を中心に髪を整えさせてもらっています。
コワーキングスペースと美容室が同じ空間にあるので移動時間ゼロで楽チンなんです。
街に温泉施設がたくさんあるので、友人とサウナ&温泉をキメにいきます。
多いときは週に3回、人数は多いときは15人で貸し切ります。
湯上りはバーに行って地元の友達が増えます。
写真はバーテンダーさんの名前を”漢字の当て字”で書いているところです。
とても喜んでもらえるので、海外でのコミュニケーションにおすすめです!
ノマドワーカーの生活はとてもゆるい
起床時間も食事時間ももちろん自由なのでテキトーですが、あまり世間離れしていない日はそのような感じです。
近所を歩いているだけで毎日海外旅行気分ですし、拠点のジョージアは国の位置的に週末バルセロナ旅行やミラノ旅行なども普通にすることができます。
ぼくが現在住んでいるジョージアでは庶民的に暮らしていれば生活の月支出が5万円をあんまり超えないので、稼ぎのハードルも低いです。
生活費の内訳はこんな感じです。
交通と通信、要するに『時間効率』に重課金するスタイルで5万円少し超えるくらいですね。
収入と言えば正しくは受け取った金額の総額を言いますが、言葉の意味と本質は必ずしもイコールではありません。
30万円の給料で生活支出が20万円なら本質的な収入は10万円だと思います。
お金って、使うから稼がなきゃいけないんですよね。
そういう意味で生活支出の少ない国や地方に生活の拠点を移すことは、本質的な増収を目指すには手っ取り早い手段です。
勤続10年で10万円の増収なんてものがザラにあるようですが、収入だけで考えるならばコスパは悪いと思います。
生活費は人生の経費です。
売り上げが少ないほど経費削減に取り組んだほうがいいと思いませんか?
売り上げが上がってから経費削減するのって人生を経営するうえでちょっとマズいんじゃないかと思うんですよ。
フリーランスのWeb職のひとが「月20万円稼げるようになったらノマドデビューを目指している」と言っていて、「その努力そのままを物価の安い国でやればいいんじゃないですか?」と伝えたらハッとした表情でした。
1986年、マイクロソフト日本法人の設立記念パーティー参加のために来日したビルゲイツは、350人が出席したパーティーの1人当たり費用が2万円だと聞き「高すぎる!それだけの利益をあげるのに幾らの売り上げが必要か考えろ」とキレたとか。[参考]
リモートワーカーにとって、ノマドは経費削減と言うビジネスの基本戦略でもあります。
職場の買い出しで10円でも無駄な買い物をしたら怒られることと同じですよね。
経費を無駄遣いしていませんか?
問題に盲目な人が多い
そもそも、なんのために働いているのでしょうか。
ぼくは働きたくないから働いています。
そのため、「最終的に自分が働かなくてよくなる」という目的に沿ったことしかしません。
働きたくないからと言って今日明日働かないことは目的に対して矛盾しているんです。
『働きたくない人』は働かないために他者の何倍も働くべきでしょう。
ゲームクリアに向かってシナリオが進行するので一個一個が楽しく、遊んでいるのとなんら変わりがないのですが、究極は「生きるために働くのか、働くために生きるのか」です。
「土日は仕事の疲れを取るためにたくさん寝る」なんかは働くために生きる代表例ですが、それはそれで楽しさはわかります。
しかし、それを楽しめていないようなひとは矛盾に対して盲目になっていますね。
その様子は香水常用者の鼻が麻痺して次第に香りがキツくなるようです。
ましてや「場所にとらわれたくない、働くことはそんなに好きじゃない」そんな人が自宅と職場の往復をしながら休日は家で回復のルーティーンを10年と継続するのです。
職場の近くに住むということは、実は地獄で、仕事のために生活(場所)を制限,コントロールするのではなく生活のために仕事を合わせましょう。
なんか今しんどい人は、そのあたりを変えないと環境に適応もしないまま、すぐに10年も20年も経ちます。
まずは「場所にとらわれる」をやめること。
毎日同じ場所に向けて同じ時間に行動していたら頭がカチコチになります。現状のヤバさがよくわからなかったら、まずはいつもと違う道から通勤してみたり、仮病を使って休暇をとり、スマホを置いて一人でお出かけなんてすると新しいことが見えたりします。
どうやったらノマドになれるか
「場所にとらわれない」と言いましたが、それってどうするの?というところをこの記事ではロジックに沿って解説していきます。
まず目先のゴールとしては、パソコンを持って旅行することではなく、1週間家から出ないことです。
日常として月曜日から日曜日まで1週間家から一歩も出ないことで、同一の環境を移す先は世界中どこでもいいわけです。
世間のノマドのイメージは旅行を掛け合わせたアウトドアなイメージかもしれませんが、実は究極のインドアハックなのです。
これは偏見ですが、ノマドワーカーの99%は引きこもりです。
そりゃもうノマドワーカーでコロナやインフルエンザに感染するひとなんていないんじゃないかってくらいですね。
あなたにもできる
これ、「背中を押す」とか「応援する」という曖昧な意味ではなく、ロジックとして「あなたにもできる」です。
簡単とか難しいとか、ポジショントークでもなく、「できるでしょ」という押し付けがましいものでもなく。
ただただ、できるんです。
できないケースとして、人生ゲームの初期設定で「可能」になっているものをわざわざ「不可能」にするのは、当人が「何もしない」を選択するからですね。
東京から北に向かえば北海道に着きますが、何もしなければ着きません。
南に向かっていては到着が大きく遅れますし、東西に進んでいたら行動しているのに到着しません。
著者のぼくはノマドワーカーの身として、読者のみなさんからすると先駆者になります。後世に継ぐことや仲間を増やす目的でこのnoteを人生の地図として用意しました。
「ノマド」という大地を目指すのならば、この地図は必読です。
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