#73 『しあわせなんて、なければいいのに。』
元乃木坂46の北川悠理さんが初脚本&初主演し、同期の4期生たちも出演した映画『しあわせなんて、なければいいのに。』を視聴しました。
普段のコミュニケーションはある程度のテンポが要求される場面が多いと思います。
鴇を演じる北川さんは周りよりもゆっくりしたテンポで話します。
ゆっくりすぎるとテンポが悪いなと感じてしまうかもしれませんが、逆にこの人は何を言おうとしているのだろうとじっくり話を聞くきっかけになります。
スピードが要求されがちな現代社会において、ゆっくり話す人は大変貴重な存在だなと思います。
一回立ち止まってじっくり考えてみること。相手の話に耳を傾けてみること。それって大切なことですよね。
映画の内容は繰り返し見てもわからないところや難しいところもありましたが、ゆっくり考えると少しずつわかってくる部分もありました。
ラストで鴇がツグミに名前を告げる場面が好きですね。
自分の本当の名前を相手の伝えるのは勇気がいりますが、一歩前に進む感じがします。
映画に登場する小説『雨が降る前の夜』の文章や、鴇の部屋の本棚にある本(調べてみたらすべて架空のタイトルのようです)のタイトルは北川さんが考えたのかなと想像しながら見るのも楽しかったですね。
病欠や活動休止などで参加できなかった4期生メンバーもいましたが、全員揃っていたらどんな変化があったのかも気になります。
北川さんの頭の中を覗くことができたような気もしました。
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