フォトグラファーとして独立してから、定期的に公園で撮影会を開いてます。
私がどういう写真を撮るか、どんな人なのか、お客様に知っていただけたらいいなぁと思い、お試しという形で30分程お時間をいただいて、
子どもたちの遊んでいる姿や、ご家族のお写真をお撮りしています。
公園撮影のいいところは、子どもたちがのびのびと遊ぶところを撮れること。
いつも子どもたちが遊んでいるおもちゃを持参してもOKですし、公園内の遊具や、芝生を駆けるのもOK。
とにかく自由に遊んでいただいて、良い表情を写真に収めるように。
そんな撮影会でのお話。
3歳の男の子が、「おにぎり定食です!」と言って私に沢山の落ち葉をくれた。
そこから少しおままごとをする。
子どもたちは遊びの天才。なんでも楽しいものに変える。
私たち大人から見たら、ただの落ち葉を、
おにぎり定食にしたり、お金にしたり、はたまた擬人化して葉っぱ星人に変えてくれたり。
子どもたちの想像力が好きで、
一緒に遊んで気づかされることや、
自分の子どものときの出来事を思い出したりして懐かしんだりしている。
私も昔、「この線からはみ出たところは海で、海に落ちないように線の上を歩く」とか、
父が使ったフイルムケースに、水と絵の具を入れて、色水あそびをして、
元気がない時にこっそり見る「元気水」を作ったりしていたなぁ。
子どもたちの視点は本当に面白くて、一緒に遊んだり、お話をするととても楽しい。
今はコロナ禍で、極力子どもたちやご家族と距離を保って望遠レンズで撮影したり、
私は常にマスクをして、子どもたちには私の表情がわかりづらかったりするので、表情ではなくて動作を大きくしたり、積極的に声がけしたりして撮影を盛り上げるようにしている。
けれど、コロナが収束して、
この距離をとっぱらって、
もっと近くで子どもたちと遊べる日が早くくればいいなと思ってます。