何が嫌か。壊れない自分が嫌なんだ。

環境が良すぎる。
周りの人間に支えられて自分の価値の無さを帳消しにしている。

それで全く壊れない。自分が。
他人が積み上げた積み木に、自分の気持ちを乗せていただいているから、強固な、だが暖かくない自己肯定感が出来上がっている。

毎日笑えている。問題ない。何も。
でもそれがどこか嫌なのか。

いっそ大きな恥をかいてしまえばいい。
そうか、自分は何も挑戦していない。だから挫折もない。だからゆっくりとだが確実に死だけに近づいている。
それでもいいんだ、今の日本、いや今の世界は。いや、「今の」とは、なんて傲慢な。そもそも、人間とはそれでいいのだ。どの時代も。いや、「人間」とは、なんて傲慢な。そもそも、地球とはそれでいいのだ。いや、「地球」とは、なんて傲慢な。いや、「とは」とは、なんて傲慢な。お偉いさんにでもなったつもりか僕は?

ほら、何も言えない。この世は。脳死で居酒屋で話すことなど御法度のはずだ。いや、そんなことはない。それが一番の楽しみの人間も大勢いる。それが正解の世の中であるのかもしれない。
ほら、何も言えない。制約に制約が連なるものなんだ。言葉とは。何が表現の自由だ。もともと自由がないものに人間が自由を無理やり付け加えただけじゃないか。

ところで、今度頑張ります。
受け取れー!

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