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実現すべき未来

『実現すべき未来』をともに想像することができるのに、多くの人がやりたい気持ちを持っているのに、なぜ社会としてそれを実現することに力を集約していけないのか。

業界トップのグローバル企業のマネジメントとして事業のターンアラウンド、M&A、トランスフォーメーション、新規事業開発を通じて事業の成長にコミットし成果を出してきたつもりでしたが、その割には日本のGDPが思うように成長していないこと、そして何より多くの人が価値創造の実感を感じられず不安を持って生きていることに、何か釈然としない思いを抱えてきました。

オープンイノベーション、スタートアップとの協業、無制限テレワークや副業·複業、働き方改革など、新しい時代の価値創造の仕組みを模索しながら経営に取り組み、また自ら投資家として役員としてスタートアップの経営にも携わり大企業とスタートアップの両側を行き来する中で、日本においては成長領域にリソースを集約し産業化していく仕組みが機能していないことに気づきました。それは個社の課題ではなく、経営者一人の問題でもなく、社会の問題としてシステマティックに解決を行っていく必要がある、そしてそれこそがGDPを成長させられない、多くの人が不安を抱えていることの根本原因であり、令和の新しい時代を迎えた今まさに解決しなければならない問題であると考えたことが、この『新産業共創スタジオ』の発想のもとになっています。

SNSで意見を集め、知り合った仲間や素晴らしいアドバイザーの方とリアルの場で多くのディスカッションを重ね、ようやくSUNDRED社、新産業共創スタジオ(Industry-up Studio)の形として試みをスタートすることが出来ました。何が正しいやり方なのか結論づける段階ではありませんが、『実現すべき未来』を想像し、それを実現していくためのエコシステムづくりに仲間を募りながら一緒にチャレンジしていく、というアプローチ自体、実験しがいのあるテーマであり、少しづつ修正を重ねながら確立していけたら良いと考えています。

全ての企業·個人がフレキシブルに協業し、社会起点で産業創造を行い、自信を持って前を向いて進んでいく世界を皆さんと一緒に実現していくことができたら、これに勝る喜びはありません。

私たちSUNDRED、新産業共創スタジオ(Industry-up Studio)と一緒に、実現すべき未来をともに創っていきましょう。

留目 真伸 SUNDRED株式会社 代表取締役|パートナー