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3月23日 usui kami

午前0時
パソコンを開いた(今日はかなり酔っ払っています、いつもか)。


自分の行動のほとんどは、他人の影響を色濃く受けている。
考えてみれば自分の意識で行なっている行動なんてほとんどない。
思い返してほしい。君がカレーが好きなのは、誰かが好きだって言ってたからじゃない?君が自転車に乗っているのは誰かが乗ってたからじゃない?君がそのドラマを見ているのは?その音楽を聴いているのは?そのLINEの文章の打ち方は?そのTwitterの文は?その笑いの取り方は?
人は誰だって憧れの人をなぞりながら生活をしている。
そして憧れの人に近づいた瞬間、人は幸せだって叫ぶのである。


一昨日、アパレルの子とご飯に行くことがあった。
ネット(最近始めたペアーズ)で初めて知りあった子だったんだけど、ばちゃくそに気負っていた。
それはその子がアパレルが故におしゃれ的にバランスとれるか不安かだな…とか、その子、Facebookの友達1000人以上いる人望の厚い子で人間的に超焦る!とかそんなんじゃない。ましてや、その日に大学からの大切な友人の入籍の報告を聞いて、脇汗をにじませながらデート行ったとかそんなくだらない事じゃない。


憧れの平子っちに近づいてしまうんじゃないかという緊張だ。
平子っちとは、もちろんお笑いコンビ、アルコ&ピースの平子祐希のことである。2012年、THE MANZAI、第3位。ADの辛い時期に聴き始めた彼らのラジオに、幾度となく救われた僕は、特に彼を神のように崇めていた。とてつもなく不器用で屈託のない彼の笑いのスタンスに、何度となく拳を突き上げてきた。彼が僕の番組に出ると知った時は泣いて喜んだ(僕は今、一体何を書いているんだ)。

そんな彼の嫁はアパレルの女(まゆみさん)。
あまりに久しいジャンルの子に、その肩書きだけで心が躍った。心踊る方、そうWANIMA状態だ。まあ結果だけで言えば大した話はないのだが、憧れの人の類似した生き方をなぞらえるだけで、人生は劇的に華やかなになることが改めて感じ取れた。初めてギターを握った瞬間、初めてカメラを持った瞬間、初めてMacをスタバで開いた瞬間。君のまぶたの裏には、憧れのあの人のあの横顔が蘇ったはずだ。握ったその子の手がいくら遠慮がちで、いくら浅めだったからって、前日に一生懸命家を掃除したのがいくら無駄になったからって、僕はその子との未来を描くその状況に興奮を覚えずにはいられなかった。あの日、あの時の、童貞みたいな、青春みたいなあの痛さを忘れちゃいけない。いつまでも子供な自分を、ダメな人って叱りながら愛したいんだ。


その日の帰り道、iPodから流れるこの曲の歌詞を大声で繰り返した。
これは彼女たちが高校の時にバンドを組んでいちばん最初に作った曲らしい。人は憧れの人をなぞりながら生活をしている。人数構成、性別、声質、曲調。憧れの人に近づいた瞬間、人は幸せだって叫ぶのである。あれ?君って、薄い紙で指を切って事、あったりしますか?



(冷静に考えると今日の文章、気持ちが悪すぎる。ああああああ、このかっこ内は酔いが冷めて書き足しているのだが、まあ今日はヒドい。アパレルの子ってだけでこんな事書く?なんだこれ。まあ、一応次の約束は取り付けたから良かったか)


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