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インターンシップの利用についての考察

就職参謀です。23卒向けインターンシップは秋冬の申込みが活発化しています。夏インターンに参加できた方もこれからの方も、インターンシップに参加する意義と活用方法、企業側からの目線を考察する事で本選考に向けたマインドセットを始めるきっかけにしてください。

1.インターンシップ参加者のマインド

まずはインターンシップ参加者の学生目線から考察します。私もそうだったのですが、ワンデーのインターンシップでも参加すれば就活やってる気分にはなれますが、昨今インターンシップ参加にも選考があるため、長期短期問わず参加そのものが難しくなりつつあります。

故に何らかのインターンシップに参加したい、と思ったなら以下の点を整理してから応募する事を勧めます。

①インターンシップで何を学びたいのか

②企業がインターンシップで与えてくれる情報から何がわかりそうか

ESでもこちらの項目は聞かれるので、強制的に書かされる部分ではありますが、あらかじめリサーチと文書化をしっかりする事でESの通過率も上がります。

2.企業側からの参加者への期待

次は企業目線で考えてみます。企業としては採用予算の中からインターンシップを企画して人を割いて実施しているので、選考を経て参加した学生には出来るだけの情報や会社のマインドを伝えようとするのが一般的です。しかしイベントの側面が強いのも事実なので企業も学生も「良い機会だったねー」になりやすく、結局何がためになったのか?が置き去りにならないよう注意が必要です。

さておき、企業はインターンに参加した学生には図らずも業界の実情、社内情勢など特別な情報を提供する経験則があるため、本選考においてはインターンシップで得た情報、経験値のアドバンテージを最大限に活かす事が企業側から期待されていると考えて差し支えないです。

3.インターンシップの経験値を最大化するには

以上の企業側目線で考えると、学生側はインターンシップで得た情報を使い志望動機や企業への貢献度合いをブラッシュアップして本選考に帰ってくる事が要求されます。以下に一例としてインターン参加前後の志望動機を記載しますのでご参照ください。

※インターン参加前 

私は病気に苦しむ人を減らしたいという軸で就活しており、医薬品業界を志望しています。貴社は○○の領域ではパイオニアと業界内では有名であると聞き、貴社の事業内容や戦略を学び、自らに必要な考え方、知識を学びたいと考え応募いたしました。

※インターン参加後の本選考 

私は病気に苦しむ人を減らしたいという軸で就活しており、医薬品業界を志望しています。貴社は○○の領域にて毎年新薬を販売し、堅実な成長を遂げている点から、ポリシーである患者目線の開発戦略を実施していると考え、研究開発部の一員としてコストと品質の両立に貢献したく応募いたしました。

これは一例ですが、太線で書いた情報がインターンで得た情報と、社員に求められる考え方を反映しています。インターンシップで座学的に得た情報から、どういった点に自分が会社に貢献したいか、できるか、という内容を足すことで具体性を増すことができます。

インターンシップに追われる日々かと思いますが、本稿が改めて内容を振り返る機会になれば幸いです。

助太刀感謝いたす