【レースレポート】第9回 南魚沼ロードレース

■第9回 南魚沼ロードレース
開催日：9月23日（月）
開催場所：三国川ダム周回コース
コース： 12km×12 周＝144km
出走者：吉岡直哉、宇賀隆貴、白尾雄大
 

チームの出走者が全員DNFとなった昨日の悔しい思いを胸に迎えた、南魚沼ロードレースは、1周12kmを12 周、144kmで争われた。
 
昨日ほどではないものの、悪天候の中レースはスタート。この日も逃げたい選手がアタックするものの決定的な逃げはできず、TEAM BRIDGESTONE CyclingやKINAN Racing Teamといった有力チームが前方を固める形でレースは進んでいった。

 
5周目で、ジェシッド・シエッラ（宇都宮ブリッツェン）選手が単独で抜け出したものの下りで落車。レースは再び振り出しに戻る。7周回完了時のスプリントポイントとなっても集団は一つのままだった。
 
サンブレイブは、8周目で白尾がドロップ。残る2人は集団内で次の動きに備えていたが、吉岡は本調子とはいえない状況。後述のコメントにもあるが宇賀はメカトラの影響で遅れをとり、リタイアとなってしまった。

 
一方、集団はベンジャミン・ダイボール選手（ヴィクトワール広島）、風間翔眞選手（シマノレーシング）、トリビオ ホセ ビセンテ選手（マトリックスパワータグ）、林原聖真選手（群馬グリフィンレーシングチーム）、ルーベン・アコスタ（宇都宮ブリッツェン）、さらに昨季までサンブレイブに所属していた佐藤光選手（TeamCyclersSNEL）が抜け出しに成功。その後、ダイボール選手と佐藤選手が先行し、最後はダイボール選手単独に。2位と1分差以上をつけ独走勝利を飾った。
 
119名が出走し完走はわずか34名。サンブレイブは昨日に続き全員DNFとなった。次のレースは来月行われる石川2連戦。今シーズン最後のレースとなる。笑顔で締めくくる、そんな走りに期待したい。
 

吉岡直哉コメント
「レースで勝てるコンディションではなく、どこまでやれるかなという状態でスタートした。練習ではまだまだ走れておらず不安しかなかったが、思ったよりは走れた。今のコンディションがわかった。病気自体は復調しているし、今シーズンラストの石川（石川クリテリウム・石川ロードレース）に向けて照準をあわせていきたい」

宇賀隆貴コメント
「全日本選手権が終わった頃からこのレースを狙っていた。練習もできており調子も良かった。ただ、1周目の下りで自分のミスで他の選手にぶつかってしまい、ローターが曲がってしまった（ブレーキがかかった状態）。しかし、それに気が付かず、“踏めてパワーも出ているのにキツイ”と思いリタイアしてしまった。リタイアしてからローターが曲がっていたことに気が付き、もったいないレースになってしまった」

白尾雄大コメント
「今シーズンは中々思うように走れていなかった。今回は以前と同じように踏めると手ごたえを感じ挑んだレースだったが、今日は5分間に出せるパワーが足りなかった。ただ最近は思うように踏めるようになってきた。1か月後の石川のレースはコンディションが上がるだけだと思うので頑張ります」

 ■リザルト
1位 ベンジャミン・ダイボール（ヴィクトワール広島）3:37:43
2位 佐藤光（TeamCyclersSNEL）+1:47
3位 風間翔眞（シマノレーシング）+2:18
DNF 宇賀隆貴（さいたま佐渡サンブレイブ）
DNF 吉岡直哉（さいたま佐渡サンブレイブ）
DNF 白尾雄大（さいたま佐渡サンブレイブ） 

全リザルト