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TOUR de KUMANO 2022 1stステージレースレポート

落車などのトラブルで序盤から遅れる選手が続出した第1ステージ。那須ブラーゼンは、金子、西尾勇人、竹村、新開がリタイアとなり、憲人と大志のみ完走という、厳しい初日となった。

リザルト

1位 窪木 一茂(チームブリヂストンサイクリング)
2位 ネイサン・アール(チーム右京相模原)
3位 織田 聖(EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム)

22位 佐藤 大志(那須ブラーゼン)
51位 西尾 憲人(那須ブラーゼン)


2019年以来の開催となるツール・ド・熊野

新型コロナウイルスの影響もあり、2019年以来の開催となったツール・ド・熊野。第1ステージは、例年新宮駅からのパレード走行を行った後、赤木川周回コースに向かったが、今回は赤木川周回コース上からのスタートとなる。

那須ブラーゼンとしては、2017年以来の出場となり、今回参戦するメンバー6人中4人は初出場という布陣で臨んだ。

今回は憲人を総合エースとし、逃げ切りの展開に備えて大きな逃げ集団には入ることと、集団スプリントの場合は金子が挑むというプランで臨んだ。

レース前、談笑してリラックスする選手たち


落車が多発しナーバスな展開に

レースはスタートし、1kmほどのパレード後にリアルスタートとなる。アタック合戦が続くが逃げが決まらない中で、2周目に集団内で落車があり、金子と新開が巻き込まれてしまう。

落車した新開と金子

金子はすぐに再乗、新開はバイクに破損があり、チームカーからバイクを受け取ってからのリスタートとなった。

共に集団復帰を目指した2名だったが、新開は再度バイク交換をした関係で大きく遅れてしまいリタイア。金子は他の選手らと集団を目指し粘ったが、中盤あたりでリタイアとなってしまった。
時を同じくして、竹村も落車の煽りを受け、集団から遅れてしまい、こちらもリタイアとなった。


落車はしなかったものの影響を受けリタイアとなった竹村

憲人の逃げと度重なるトラブル

序盤の段階で集団に残るメンバーは憲人と大志のみ。4周目に入ると、憲人を含む3名が抜け出す。その後3名が合流し、憲人は6名の逃げ集団で先を急いだ。

TOJに引き続き逃げに乗る憲人

憲人の含む逃げ集団は、最大でも30秒程度までしか開かず。逃げ切りの可能性はかなり低い状態となった。

そのころメイン集団では大志が自身のミスで前輪を破損し、ホイール交換をしてリスタートする。しかしその直後に再度トラブルに見舞われ、バイク交換を行い集団復帰を目指した。

大志は、車列などを利用し、1周以上かけてようやく集団に復帰した。

トラブルに見舞われながらも集団復帰した大志

憲人の逃げは最終周回に入ってから吸収。最後はゴールスプリントとなり、大志の22位が最高位となった。

エースの憲人の良い動きが見られたが、初日から4名を欠く痛い第1ステージとなった。


樋口監督コメント

第1ステージで4名がリタイアとなる厳しい第1ステージとなりました。選手たちが集団復帰できなかったのはスタッフの責任でもありますので、大変申し訳なく思います。

トラブル続きの第1ステージでしたが、TOJに引き続き憲人が逃げに乗り、大志は長時間の追走により集団に復帰するなど、2人とも好調ぶりを見せてくれたのは、明日のステージに向けて明るい材料となりました。

明日は、厳しい山岳ステージとなります。那須ブラーゼンは2名で挑むこととなりますが、好調の2人が必ず良い結果を持ち帰ってくれると信じていまます。

明日も引き続き那須ブラーゼンへの応援を宜しくお願い致します。



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