本を読むことは食べることに似ている、と思う。何の素材でできたどんなメニューかははっきり覚えていなくても、ただひたすらに懐かしい味がしたこととか、誰かと食事をしながら笑った時間とかは忘れないように。物語の結末を忘れてしまった時でさえ、言葉の纏う空気のようなものが心に染みを残す。
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