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推しは推せるときに推せ

Mリーグを知ったのは、俳優の萩原聖人さんがプロになって参戦するってニュースを見たとき。
そのときは、ふーんってくらいで流してた。
だけど何故か記憶には残っていた。

私が麻雀を始めたのはコロナ禍の1年前くらい。
麻雀のアプリゲームを始めて、今は雀傑☆3
(雀聖にまったくなれない)
つまりは卓で打ったことがないニワカ。
点数計算は、コバゴーのドリルで勉強する予定。
いつか麻雀覚えたいなと思っていたので、麻雀アプリゲームには感謝。
そして、勉強のために、Mリーグ2020のファイナルから視聴を始めた。
めちゃくちゃおもしろかった。
え、麻雀ってこんなに面白いの?って。
勝又先生が凄すぎて、ハマった。
Mリーグのこと、プロ雀士のこと、いっぱい調べたし、YouTubeやAbemaもいっぱい見た。

調べていくうちに、たくさんの選手を好きになった。
勝又先生は分かりやすくてすげぇ!ってなったし、タッキーがドラフト会場にいなかったことに心がギュッてなったけど活躍しまくってるし、豊後無双からの麻雀遊戯王見て茅森さん好きになったし、寿人さんは奥様込みで好きになったし、黒沢さんのセレブ打法憧れしかないし、堀さんおもしろすぎるし、マムたん強かわいいし、ウッチーの西は何回こすんねんっていう伝統芸だし、多井さん泣かないでってなるし、ソノケン面白いのに強いし。
名前をあげていない人もみんな、それぞれ個性があって、みんな好き。
魅力しかないんだ。

そんな中でも、非常に私に近い空気をまとっていたのが、パイレーツというチームだった。
私は理系分野が割と得意な人だったので、数字が好き。
確率とか組み合わせとかが大好きな分野。
国語もパズルのように分けて組み合わせてとくんだけど、その説明を文系の友達にしたら理解不能と言われたくらい。
だから、パイレーツというチームが好きだった。
解釈が間違っているかもしれないけれど、この1年で私が感じたことを文章にしようと思う。

パイレーツは、パブリックビューイングも静かなものだし、おしパイも話を振られないと誰も喋らないところが好きだった。
あっきーなが居なかったらお通夜w
でも、1度麻雀のことになると熱い。
打ち方はみんな違うから、バトルにもなるし、勉強にもなるし、あっきーなを置いてきぼりにするくらいデジタルをデジタルでデジタルする。

今期MVPの瑞原選手。
まず、普段話している姿と麻雀を打ってる姿とのギャップにやられた。
普段は、ほわほわしていて、よく笑って、各方面に気をつかって、よく食べて。
麻雀うってるときは、鋭い眼光で、門前で、とにかく真っ直ぐ強気に打つ。
引くときはしっかり引く。
その素直で真っ直ぐなところが良くもありウィークポイントなのかもしれないけれど、私としては魅力しかないので、どうかこのままで。
と思ってしまう。
あと、かわいい。
そして、もぐもぐ助かる。
(ちなみに私のアイフォンケースは、瑞原さんの。普通にかわいい。)
色々と気をつかってはいるものの、パイレーツの中では、割と自由に、のびのびと過ごせているのかなと思う。
きっと、パイレーツが誰よりも大好きだと思う。

今期10万点越えの朝倉選手。
メンヘラ、揉めごと、めちゃおもろいやん。
コバゴーとは良く議論がバチるけれど、それがいい。
麻雀のセオリー、マナー、いろんなことがあるけれど、それは誰かがやって、それいいね!となって、残ってきたこと。
それには歴史もあるし、過去の雀士の試行錯誤があるのだから、リスペクトは必要だとは思う。
けれど、一流選手がセオリー通りのことしかしなくなると、麻雀の発展はない。
あさぴんの思考は面白いし、多くの一流選手の刺激になっていると思う。
だけれども、やはり新しいことをやり続けるのは、批判にさらされやすいし、意見を通すのも難しい。
全てが正しい訳でもないと思う。
(礼儀がなってないところは良くないし、それは本人も気づいて直している)
あと、今期の面構えがいい。
その逆風に立ち向かう姿、まさに海賊。
きっと誰よりもパイレーツしていると思う。

今期不運続きの石橋選手。
いつも平常心のバッシーが泣く姿はつらかった。
赤切って当たっても平気なバッシーが。
国士放銃しても平気なバッシーが。
実はパイレーツって、バッシーがいないと困るチーム。
人当たりがいいしね。
あっきーながこんなに大好きなパイレーツは、バッシーがいてくれたからこそ繋がっていた。
あさぴんのメンタルケアだって、こっそりしている。(と感じた)
コバゴーとは家族ぐるみのお付き合いで、実はコバゴーが1番必要としているのがバッシーだと思う。
一緒に会場に行って、一緒に帰る。
仲良しということもあるだろうけれど、船長の相談相手でもあったのだろうなと推察する。
悪いことを考えつくようなw頭の良さは、やっぱり感心するし、いくつも可能性を考えることができるということ。
他の選手が赤切りする場面を見るようになったのは他の選手からのリスペクトだよ。
きっと誰よりもパイレーツを支えていると思う。

そして、我らが船長小林選手。
彼が船長で本当に良かった。
レギュラーシーズンの最終日、最終戦にはコバゴーが出るつもりだったんだ。
嫌われ者は僕でいいと。
その方がMVPをとる確率が高いからだと。
それを志願して、MVPをとりきった瑞原選手も強いけど、やっぱりそういう船長がいたから頑張れたんだよな。
セミファイナル、最後のインタビュー、立派だった。
声が震えてた気がするけれど、まずはプロということ、そしてMリーグや麻雀界の発展を願った。
なんてかっこいいんだ。
コバゴーは、サイボーグだのロボだの言われているけれど、ちゃんと血の通った熱い男なんだよ。
この1年、彼を見ていて思ったのは、麻雀に対しては非常に冷静。
でも、人に対しては、表に出さないけど、熱くて包容力があるということ。
きっと誰よりもパイレーツを大切にしていると思う。

パイレーツは、ある意味コバゴーのワンマンかもしれない。
でも、それがオカルトではない限りは、ちゃんと検討できる空気がある。
それは外野がゴチャゴチャ言うことではない。

話はそれるが、パイレーツファンは節度を守ってほしい。
他チームを批判、他チームを煽る、パイレーツを批判した人をたたく、盲目にパイレーツを守ること等、これらの行為は、全てパイレーツのアンチがやることと同じ。
コバゴーが願った麻雀界の発展には、少なくともチャットを見て不愉快にならないことが必須条件。
私は不快すぎてチャットは見ないことにしている。
パイレーツファンには、素敵な人がたくさんなので、きっとアンチの活動だと思ってはいるが。

話は戻って、なんというか、喪失感しかなくて、2日過ぎた今も、抜け殻のよう。
監督含めてスタッフの方々、おつかれさまでしたと共にこれからが1番ツラくて苦しいだろうなと。
私も、この1年が楽しすぎて、かなしい。
来年も推せるかどうかは正直言って分からない。
個人よりもチームが好きすぎるとこういう弊害があるんだなと。
でも、別々になっても4人を応援する。
イチゴ狩りにもいってほしい。
みなみちゃんと船長の戯れも見せてほしい。
そして、次のメンバーが決まったら、それはそれでプロとして頑張ってほしいし、新メンバーとも仲良くなってほしい。
いろんな願いをもってしまうけど、そんなことより、みんながそれぞれ前を向いて進んでもらえたら、それが1番嬉しい。
今、1つの航海を終えた。
次の航海も楽しいといいな。
違う船に乗る人もいるけれど、今生の別れじゃない。

推していて本当に楽しかった。
今はただそれだけ。
ありがとうございました。

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