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【イベントレポート。モビリティと人の移動による地域活性】

タイトルを見て、こういう話が聴けるのか!
とすぐに想像が付きましたか?
私、想像出来ませんでした(汗)

モビリティってなに?って感じのNO知識の筆者です。

モビリティとは
英語の「mobility」のことで、「動きやすさ」、「可動性」、「移動性」、「流動性」などを意味し、職業の移動や階層の移動、または乗り物など人の移動に関する用語として使用されています。

そんな筆者にも、SUNABACOイベントはYouTube等で
惜しげもなく見せてくれるんです。素敵やん?

私はこれまで興味はあるけど、お門違いかな~と思って
現場に行けないイベントが、何度もありました。
プロが考えてるんだから素人は来るな。と思われそうだなと。

しかし、SUNABACOイベント、NO知識な私にも参加出来る
環境を作ってくれる。
全くこれまで知らなかった世界を教えてくれる。
ちょっと背伸びして、知らない世界に踏み込んでみました。

◆踏み込んで良かった点◆

・スマートシティだけでなく、自分の仕事にも生きる考え方があった。
・コミュニティの大事さに気付く。
・県内、国内だけで無く海外の事例まで聞ける。
・スマートシティを理解していく事で変化に敏感になりそう。
・MaaS、めっちゃ便利やん!
・私達の生活を良くする為に、陰でデザインしている人が居る。
・てか、こんな話を無料で聞いて良いの。

◆感じた悪い点◆

・イベントに気付いている人が少ない。(勿体無い。)
・関わってこなかった人には、理解に時間がかかる。(自分のせいな)

です。
素人の私が聞きながら感じた事、変化をレポートして行きたいと思います。

今回のゲスト
★国際経済研究所 非常勤フェロー
 宮代 陽之さん

★トヨタ九州次世代事業室
植野直亮さん

登壇者
熊本県
天草市
八代市

◆モデレーター
株式会社SUNABACO代表取締役
中村まことさん

イベントは国際経済研究所 非常勤フェロー
宮代 陽之さんのお話からスタートします。
(失礼ながら宮代さんもこのイベント迄、存じ上げませんでした)

画像1

前説で話していた事で、すぐに私の心に止まった言葉が

「変化」を捉える。
・変化を先取りするか、自ら変化を起こす。かどちらか。
 どちらにしろ、受け手が変化にメリットを実感するか、
 メリットを確信しないと続かない。

「課題」を解決する
・課題、困り毎の真因を把握
・課題の解決に嬉しさがないと続かない。
・嬉しさは慣れてしまうので継続的にリフレッシュさせる。

一発ホームランより、確実にヒットを打つ
・ヒットの積み重ねが大事

この話は、スマートシティに限らず
仕事をして行く中でとても大事だなと感じました。

私も個人で仕事をしているので、お客さんが慣れてくる事。
リフレッシュ出来てないなという感覚があり壁
にぶつかっていたので、宮代さんの話を
もっと聞きたいと思った瞬間でした。

◆前説が終わり、本題にはいると・・・◆

本題は、最近の海外の動向を中心に紹介して
日本で考えるヒントになればということでした。

しかし、本題に入ると・・・

スマートシティ?モビリティ?
タクティカルアーバニズム?MaaS?

さ、早速ついて行けない。。。

私の知識不足や興味が薄いからか?と思い
周りの友達から先輩後輩、経営者まで
聞いてみましたが殆どの人が知らない。
スマートシティって聞いた事がある。
という程度でした。
(まだ、一般的には浸透してないのかな?)

◆スマートシティって何?◆

スマートシティをググってみると

ICT、先端技術を用いて、基礎インフラと
生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営し
環境に配慮しながら、人々の生活の質を高め、
継続的な経済発展を目的とした新しい都市

との事。
宮代さんのお話では、そこに住んでいる住人の意識が
大事だろうと話をされていました。
キャップジェミニという企業さんが欧米印、9か国48都市で1万人に
調査例を挙げていました。

そこでの、スマートシティの共通イメージは
「技術を駆使した課題解決」
が欧米では一般的。

スマートシティで解決しようとしている事の
例として8つ上げておられました。

1・交通・モビリティ
2・ヘルスケア
3・公共の安全
4・電力使用
5・上下水道使用
6・ゴミ・廃棄物
7・市民サービス
8・データ活用

上記の8つは同じ国でも、都市ごとに優先度が違う。
スマートシティは個に合わせて行く事が必要と仰ってました。

◆あれ?自分達の暮らしの事じゃないか?◆

上記の8つを見て、自分達の世界じゃないかと感じました。
タイトルで感じた、知らない世界。
は自分で知ろうとしていない世界なのかもと思い
なんとか理解しようと心が動き始めます。

宮代さんのお話は、国内だけでなく海外での事例も上げていて
デンマーク、アメリカ、イタリア、フランス等
海外のデータと日本のデータの比較が始まります。
細かく説明しているのでかなり良かった。
(まぁ、知らないワードを調べたりして、聞き返す。を
 何度か繰り返して細かく説明していると理解出来たんですけど)

海外ではそれぞれの優先度が違っているという事でしたが
日本では、医療分野の高度化と優先度が共通していると
話されており日本と海外の意識の違いを感じました。
日本は先進技術の話があまり出ないで、暮らしにどう密着して
良くなっていくのかに興味があるとの事。
(こういう所を地元とすり合わせて行けば何か生まれそう~)

そして、こんな情報いっぱいのイベントを惜しげもなく
YouTube配信しているの驚きでした。
すぐ、知り合いの社長さんや議員さんにURLを送りました(笑)
良いなと思う事は、みんなで気付き共有出来たら
自分の街も変わるかも知れないと。

私の周りにも、地元を盛り上げたい、地域の問題を解決したい
という考えの方が居ます。
その想いを実現するためにも、今回のようなイベント情報を
共有し個々で解決出来ない事を繋がった人々で力を
合わせて解決していく事が出来たら面白い。

海外の事例等も聞きながら固まった頭をほぐして、
地域活性化のヒントを見つかる可能性を感じました。
配信してるからこそたくさんの方も見れるし。
周りを気にせずに入れる。
これ、凄い。イベントの価値ってここだなと思いました。
凄く、参考になりました。

◆変わる街づくり◆

宮代さんも自分の街に合うかを考えながら聞いてみてくださいと
話してたので僕も、YouTube越しで専門家気取りで考えながら聞きました。

「人間中心の街づくり」に変化しているとの事。
自動車中心のインフラや都市の在り方から脱却して
変えていきましょうという考え方。

NYとバルセロナの事例。

タクティカルアーバニズム
戦術的都市計画やポップアップ・アーバニズム、ゲリラ・アーバニズムなどと言われ、ポイントは、長期的変化のための、短期的プロジェクト(Short-term Action for Long-term Change)であり、長期的戦略に基づいた仮設的実践やパイロットプロジェクト(社会実験)を指します。

スーパーブロック計画
都市の中で、自動車によって占められていた空間を減らし、その代わりに市民の生活空間を広げることがこの計画の目的。

その他にもいくつもの事例があったので、動画を確認してくださいね★

イベント資料1

沖縄は車ありきなので、事例のような考えは思ってもみなかったです。
ただ、世界的に動いている流れをキャッチしながら、自分達の街に
合った考え方を聞ける機会はとても良いなと感じました。

海外では道路を封鎖しベンチを設置したりする事で
コミュニティが出来て人々の交流が増えている。
こういう流れに海外は向かっているとの事でした。

人間中心社会の流れは確実に来ているなと何回か聞いた後に気付きました。
というのは、うちの近くに乗り合いバスが走り始めたのですが
見た時は、バスがあるのに何故こんなの始めたんだろうと
思っていました。

自分から情報をキャッチ出来る時代に、
キャッチしに行っていない事に気付いた瞬間でした。

地元にオンデマンドバスが走っている事で
スマートシティ、MaaSが身近にあった事に気付く。
その他、車社会の沖縄では路駐も多いので
道路利用の高度化・路肩の管理をパッケージ化し販売というのも
沖縄でも使えそうかもな?と感じました。

専門外と思っていた私も、自分事と捉えられるようになって来てました。

◆MaaSの活用により地域活性化◆

MaaSの原点はフィンランド生まれの概念
「自家用車の過度な依存の軽減」から来ているとの事。
日本のイメージは、移動弱者に提供するイメージでしたが
元々は自家用車に変わるサービスを提供する事が目的だったと
話されてました。
(こういう流れを知ると、楽しくなってきました)

そこから出来上がった現在のMaasとは

MaaS は、ICT を活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、
またその運営主体にかかわらず、マイカー以外のすべての
交通手段によるモビリティ(移動)を 1 つのサービスとしてとらえ、
シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念である。
利用者はスマートフォンのアプリを用いて、交通手段やルートを
検索、利用し、運賃等の決済を行う例が多い。

宮代さんの講演、植野さん、中村さんのセッションを聞きググる。
この事を繰り返す事で、他人事と感じなくなってきました。
上記を繰り返さなかったら、コミュニティバスの存在も
思い出さなかったかと思います。

資料2


宮代さんの講演後に行われたトークセッションでは
熊本県、天草市、八代市も参加して、個々の土地に関するMaaSの在り方。
単に交通だけでなく、たまり場作り、高齢者の方が安心して
外出が出来る世の中の在り方。

さらに観光も含めた、MaaSの在り方を話してました。
本当に盛りだくさん!!

ICTを利用して、いかに自分達が自由に我慢無く暮らして行けるか。
その事を考えている。
YouTubeをかなりの回数を聞いてようやく気付きました。
1人でも多くこの事に気付けば、市民の声、県民の声が
もっと上がるのではないかなと感じます。

まさに、宮代さんが受け手がメリットが感じられないといけない
という話に繋がりました。
コミュニティバスメリットあるじゃーん!!
時間かかった~

◆時刻表に合わせて動く◆

植野さんのお話で、電動スクーターの話がありました。
その中で、私達も当たり前だと思っている行動にも
知らず知らずのうちに我慢が発生しているなと。
これもMaaSで解決出来るんだという考えになってきました。
ワクワク。

資料3

例えば、構内循環バスが20分に1本あると、歩かずに
人はそれを待つようになる。
せっかく、人が行動したいという気持ちがあるのに
移動に合わせて人が行動が出来ない現状。
イースクーターを利用する事で、選択肢が増えて
オンデマンドに対応する事ができる。

時間のロスを減らせるなーメリットあるなー
めちゃくちゃ良いと思いました。
私も待ち時間は勿体ない気がしてあまり好きでない。
ギリギリまで時間を使いたい。
MaaSを利用する事で凄く生きやすくなるんじゃないか。
それぞれがその時の状況によって、選択肢が増えるというのは
かなりストレスから解放される。

ええやん。

知らなかった~
難しそうというだけで、距離を置くのがどれだけ損しているんだ。

イベント後半の登壇者でセッションも意見の交換をする事で
これまで気付かなかった事に気付けるので
たくさんのヒントが落ちてました。
また、地元の企業さんと協力体制を作りながら進める事が
大事という話をしていました。
新しいシステムと地元の企業が組めれば、みんなが喜ぶような
構図を作って行けるんだなーと感じました。

移動に我慢が無くなれば、移動が増えて活性化に繋がると
お話があり、市町村の方も、千本ノックを受けている様でしたと
かなり濃い内容でした。

◆まとめ◆


今回、SUNABACOのイベントがあるという事で
MaaS、スマートシティ等、NO知識でイベントをYouTubeで見ました。
こういう機会がなければ恐らく、何年も関わらずに
生きていたなと感じました。

実際、何故このイベントをやってるんだろうと理解するまでに
かなり時間もかかりました。
登壇者の方の分からないワードを調べて、見直す。
という繰り返しの作業で、改めて知識を増やすという事の
大事さに気付きました。

まだまだ、知識は足りませんし調べた時間は短いですが
スマートシティ、MaaSはかなり推しです。
個人的に、自分で選択して行きたいタイプなので
MaaSはかなりあっているタイプだと思います。

逆に決まった時間に行く方が楽。
以前の方が良いという方も感じる人もいると思います。

それもそれで良し。
両方を知ってどちらかを選択し。
自分の合った道を選べば良いのだなと。

かなり時間をかけて考えている方々にすると
浅いなと思われるかも知れませんが、MaaSを
知れる機会があった事に価値を感じています。

私の周りでは、スマートシティやMaaSはまだ浸透していませんでした。
イベントを通して、私の様に気付いた方が
周りに話して行く事で、地域活性化に取り組んでいる方に
届けばさらに発展が期待できるかな~と淡い期待を持ち始めました。

SUNABACO企画には新しい刺激、ヒントを貰える企画がたくさんあります。
すぐ分かるものから、ちょっとお勉強が必要な物まで。
宮代さんの話でもコミュニティの大事さを話されていました。
みんなで情報を交換する場所があり、交流して作る事で
活性化していくんですね。

詳しい事は話せないけど、つなぎ役にはなれるかも。
そんな期待が、今回のイベントで私を活性化させてくれました。

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