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4周年を迎えるスナバの決意。新たなビジョンと共に、「シビック・イノベーションの中心地」を目指します。

“なんとかするのは、わたし” 
“わたしが、〇〇をなんとかしたい” 

いきなり何を言い出すんだろう?と思うかもしれませんが、この一言は、私たちスナバコミュニティを表現する上で、私たちが大事にする価値観を断片的に表しています。

シビック・イノベーション拠点「スナバ」に集まる人たちは、起業家、フリーランス、会社経営者、会社員、アーティスト、行政職員、小中高生など、さまざまな職種、年代の人たちです。彼らの共通点は、これからの社会で何かを起こす人たちであること。目の前の課題を解決するために、大切な誰かを笑顔にするために。行く手を阻むようなさまざまな障壁があっても、かけがえのない自分の人生の時間を何に投じていくか、前向きに選択し、実現しようとしています。

スナバで開催されるイベントの一幕

こういった人たちは、事業や、プロジェクト、そして自分の人生の行く末を他の誰かに委ねることなく、目の前のことに対して当事者意識や所有者意識を持ち、世界は自分自身で切り拓くことができると確信しています。スナバはそんな人たちが集い、アイディアや知識を交換し、より力強く、持続的に進んでいくことを支援する場であり、生態系です。ここから生まれるさまざまなイノベーションは、私たちが生きる地域やそこでの暮らしに直結し、なおかつ豊かにしてくれるもの。つまり、それがシビック・イノベーション。

「なんとかするのは、わたし」は、
「わたしなら、なんとかできる」の裏返し。

そして、スナバという場を通じて、「わたしたちなら、なんとかできる」と思えるような仲間との出会いをたくさん創っていきたい。そう考えています。

改めまして、シビック・イノベーション拠点「スナバ」です。

2018年8月3日に長野県塩尻市で産声を上げたスナバは、2022年8月3日で、4周年を迎えます。事業としては5年目に突入する今、改めて、スナバとは一体どんな場所なのか、一体どこへ向かうのかを考えるために私たちのアイデンティティと言っても過言ではないブランディングをもう一度見直しました。

新ビジョン:生きたいまちを共に創る。

この地域で生活するさまざまな人。職種や肩書き、年代、性別が異なっても、誰もがこの地域を構成する市民です。生活する中で感じた等身大の違和感や課題、それから欲求。全ての人がそれらを自分ごとで考えて、アクションを起こしていったらどんなことが起きるでしょうか?規模は小さくとも、実行していった一つ一つのアクションは、未来のまちの景色につながり、生きたいまちを構成する要素となっていきます。

どうにかしたい課題も、こうなってほしいという欲求も、他の誰でもなく自分たちの手でなんとかできる。生きたいまちは自分たちがアクションすることで実現できるということを一人一人が本気で信じることができたら、私たちのまちの未来は加速度的に良くなっていくのではないかー。

2021年夏から始まったスナバのリブランディングに向けた長い議論の末、私たちが辿り着いたのは、「生きたいまちを共に創る。」というビジョンです。自分たちが生きたいまちは自分たちの手によって創れるのだということ。他人任せではなく、本当の意味での「市民の、市民による、市民のためのイノベーション」を、一緒に創っていきたい。

2022年春、アクセラレータ「スナバ・ビジネスモデル・ブートキャンプ」ピッチ時の様子

例えば、2040年の長野県塩尻市。今から約20年後の未来です。今年生まれた子どもたちが、成人になっている未来。その未来のために、私たちは何ができるでしょうか。そしてスナバはどんな場であるべきか?

主体的な個人が、垣根を超えてつながり、「共に生きる」ことをベースに一緒に動き出す。

さあ、ワクワクする未来のはじまりです。

スナバはシビック・イノベーションの中心地

さて、生きたいまちを創るために、スナバができること。到底、スナバ単体では叶えられないこともあるでしょう。さまざま組織や団体、個人が連携しながら面的に生活を考え、アクションを起こしていくことが求められます。

スナバは、自らを「シビック・イノベーションの中心地」と定義し、生きたいまちを共に創っていくムーブメントを起こしていきます。

自身を“中心地”と呼ぶからには、スナバ自身も、シビック・イノベーションの体現者でなければなりません。長野、日本、世界においても、シビック・イノベーションといえばスナバ、という名前が出てくるような状況をつくっていきます。

スナバが育むカルチャーと取るべきアクション

「シビック・イノベーションの中心地」として、スナバはシビック・イノベーションが生まれやすい風土(カルチャー)の醸成に励みます。

  • 創ることを応援する風土をつくる。

  • ワクワクすることを追求する。

  • 多様な人/価値観を受け入れる。

  • GIve & Getで価値が行き交うことを促進する。

  • オープンでフラットな関係性づくりに努める。

スナバでは、上記の風土を土台に、アクションとして3つの「創る」を実践していきます。

  • 人を創る:課題も欲求も自分ごとで考える!アントレプレナーシップ/オーナーシップ/リーダーシップを醸成します

  • 事業を創る:自律的な事業やプロジェクトの創出や伴走を行い、地域やまちの未来をポジティブに変えていく社会的インパクトの大きい事業を増やします

  • 場を創る:人々が垣根を超えてつながる、共創の機会を創出し、集合知のプラットフォームをつくります

この3つの「創る」を事業の軸におきながら、スナバの開設当初から提供してきた3つの機能である、コワーキング、アクセラレータ、リビングラボの捉え方や実践の仕方を改めて見直しました。ここから、一つ一つ紹介していきます。

4年前とのBefore & After(ワーディングも以前と比べて具体化してきました!)

コワーキングは全ての始発点。日々の業務やメンバーさんとのコミュニケーションなどを通して、シビック・イノベーションが発生する確率を高めるようなアクションを積み重ねていきます。また、メンバーさんだけにとどまらず、多様な人々が垣根を越えてつながり、知恵やスキルを持ち寄っての共創が起きたり、集合知が蓄積されるプラットフォームとなっていくことを目指します。

コロナ前は頻繁に開催していたご飯会。そろそろ再開したい・・!

また、アクセラレータは地域や社会にポジティブなインパクトを生んでいくシビック・イノベータたちの非連続的な成長や加速を後押ししたりする機能。起業家育成や起業家教育のプログラムデザインを今後も継続して行うほか、誕生した事業やプロジェクトがその後も自律的に走っていくために、今年度からはイノベータ人材に必要な多様なリソースが集まる仕組みづくりをプロトタイプとして実施し、検証していきます。

アクセラレータプログラムの一つである、高校生の起業家教育プログラム「エヌイチ道場」は2021年度で2期までが終了、2022年度は3期目を控えている

リビングラボ機能は企業の新規事業開発の仮説検証の受け皿(企業側からのシーズ持ち込み型)的な意味合いが強かったところから、今後は、地域の課題やニーズを住民目線から可視化し、その課題に対して当事者意識を持った人材と、その解決や実現を共に目指せるようなリソース提供者や企業などとのマッチングを行う流れを生み出していきます。

過去のリビングラボの様子。地域のプレーヤー人材と企業社員がつながり、ヒアリングを実施した

この3つの機能がスナバの日常の中で実践されていくことで、シビック・イノベーションが加速度的に生まれていく仕組みをつくり、シビック・イノベーター的なマインドセットを持つ人々の輪を拡げていきます。

提案型から参加型へ。まちとつながっていくスナバ

最後に、「生きたいまちを共に創る」をスローガンに掲げるスナバが新たに取り組むのは、まちとの接続です。

スナバができてすぐの頃は、日常のオペレーションをこなすだけでも精一杯な状況だったのと、実績も少なかった私たちは、生み出したいインパクトや実現したい理想の未来をひたすら外に向けて発信していく日々を送っていました。

しかし、オープンから4年が経とうとしている今、スナバがつくりたいものや、やりたいことを一方的に発信し、そこにフィードバックをいただくような提案型のスタイルでは不十分だと考えます。一緒に考え、時に悩み、議論しながら、共に創りだしていく参加型のスタイルをとりながら、もっともっとまちとの関わりを持っていく。

例えば、まちで生活する中でのお困りごとに対して、解決策となるアイディアが集まる仕掛けをつくったり、市役所がつくる市の総合計画に盛り込みたい内容やアイディアをまちの人と一緒に考えて、提案したり。スナバで出会った人たちが盛り上がって商店街に実店舗をオープンしちゃったり。今よりももっと多くの人と一緒に動いていくことで、できることはたくさんあります。

「こんなまちになったらいいのになあ」から、
「こんなまちをつくりたい!」へ。

つくっては、改良して、を繰り返し、生きたいまちの未来を形づくるのがスナバ

公園にある砂場のように、失敗を恐れず、誰もがワクワクしながら創造することを応援する場所がスナバです。自分たちの生きたいまちや未来を創るのは、他でもなくあなた。そして、私たち。

自分たちのまちで、自分たちが生きたい未来を一緒に創りませんか。

2022年7月1日
チーム・スナバ


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