爆弾 呉勝浩 読書感想
スズキタゴサクと名乗る男が酒屋の店員を殴り逮捕された
取り調べ中にスズキは霊感があるのでこれから事件が起こるのを知ったと言い出す
鼻で笑うような言葉だが、事件が起きた ある場所で爆弾が爆発した
ただの偶然か?霊感か?それとも犯人か?
警察とスズキタゴサクの戦いが始まった
面白かった
スズキタゴサクは取調室から動かない
狭い空間の中、警察が会話からヒントを読み取りなんとか爆弾を探そうと翻弄する
その中で、過去にあった刑事の不祥事が絡んで来る
一体誰がどう繋がっているのか
スズキタゴサクは何者なのか、煙に巻くような言い方がイラつくが機嫌を損ねて沈黙されたら爆弾の手がかりがなくなるので話をしなくてはならない
このイラつくやり取りが絶妙
先を読みたくなってしまう
人の後ろ暗い部分や本音が描かれているから、その辺り苦手な人もいるかも
結果押し付けることにしようとしたあの人にもモヤモヤが残った
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