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「出来ない」と向き合う⑤

こんばんは🌃
こちらの記事の続きです↓
完結編です。

生徒たちはコロナ禍で制限が多く、私たち大人はそれを理由にやらせてあげられなかったことが多くありました。
担当した生徒たちは学習がそこまで得意でないのに、行事を奪ってしまったら確かにつまらないですよね。
それでも勉強や部活にしっかり打ち込んだ人は、充実した生活を送ることができたと言っていました。
「出来ない」ことは確かに多い生徒たちでした。
私自身も辛いことが多かったです。
傷ついたことも多々ありました。
が、振り返ってみると、生徒たちはそれなりに青春をしていたんじゃないかと思えました。

主任はグループのSNSでよく私のクラスを名指しして注意していましたし、最後まで褒められることはありませんでした。
卒業式だって、他のクラスの生徒は何かしらの賞をもらったり役割が当てられたりしていましたが、私のクラスは何もありませんでした。
個々に頑張っていた生徒はいたのに。

同僚がテスト監督で私のクラスに行った時、たった1時間ですが、「とても大変なクラスを持っているね。これは大変だ。」と言ってくれたことがあります。
その同僚はついこの前、「すごく大変なクラスを持って、よく頑張って卒業させたね。自信を持って。」と言ってくれました。
その先生の言葉で私はすごく救われました。
100のことは出来ないけど、40出来たことがあったなら、それで良かったじゃないかと。
その生徒なりに成長したことがあったなら、それで良いと。

モヤモヤがとれて、前を向いて歩けそうです。

読んでいただき、ありがとうございました!

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