初心者に最適な資産運用法とは?投資リスクと注意点を詳しく解説
資産運用には様々な方法がありますが,それぞれにメリット・デメリットがあるため,自分に合った方法を選択することが重要です。これから資産運用を始める初心者の人は,明確に目標を定め,無理のない範囲で長期投資・分散投資を意識しましょう。
資産運用とは?
資産運用とは、手持ち資金を運用し、将来に向けて時間をかけて増やしていくことです。資産運用の種類や方法は様々で、自分の価値観や考え方に合わせて選択することが重要になります。
・なぜ資産運用が必要か?
大切な資産は、自分の目の届く範囲で肌身離さず持っておきたいものです。しかし、持ち歩いていれば紛失の危険性、自宅に置いておくと盗難や火災などの危険性があります。よって日本人の多くは、資産を安全に守ってくれる銀行にお金を預けます。
しかし、将来に向けてお金を増やしたいという観点を持ったとき、銀行に預け入れていてもほとんど増えません。大手銀行の普通預金金利は年率0.001%で、仮に100万円を預けていても、利息は1年でわずか10円です。銀行は大切な資産を保管してくれても、増やすという点では期待は持てません。
確かにお金を銀行に預けていても、全然増えないなら、資産運用を試してみるのもいいわね!
・銀行も安全ではない?
また、絶対に銀行が安全なのかというと、決してそうともいい切れません。もし資産を預け入れている銀行が破綻してしまったらどうでしょう。
銀行にはペイオフ(預金保険制度)という制度があり、もし資産を預けている銀行が破綻しても、預金者1人あたり1,000万円と利息分は保護されます。逆をいえば、1,000万円を超える資産は保護されません。資産が多ければ多いほど、不安が高まります。
・複数の預け入れ先を持つことが大事
自分が持っている資産は、以下の3つのお金に分けることが大切です。
●短期で必要なお金:日々の生活費、住宅費、緊急時の予備資金など
●中期で必要なお金:10~20年間で必要な資金、子どもの教育費、住宅の頭金など
●長期で必要なお金:老後の生活費
短期で必要なお金は、すぐに引き出して使えるよう、換金性の高い銀行に預けておくのが良いでしょう。資産運用を検討したいのは、ここでいう中期・長期で必要なお金です。
自身が持つ資産を全て銀行に預ける、または全てを資産運用に回すということではなく、資産の目的に合わせて複数の預け入れ先を持っておくことが重要になります。
資産運用の種類は?
一言で資産運用といっても、その種類や方法は様々です。中長期で預けることになるため、自分が納得できる方法を選択することが何よりも重要になります。
・リスクとリターン
資産運用を始めるにあたって留意したいのが、「リスク」と「リターン」の考え方です。資産運用の種類や方法は様々ですが、このリスクとリターンの大きさによって区分されます。
●リスク:資産運用によって得られるリターンの振れ幅
●リターン:資産運用によって得られる利益
リスク・リターンが大きい資産運用は、得られる利益は大きいものの、期待値を下回る可能性も高いです。反対に、リスク・リターンの小さい資産運用では、期待値に近い成果は出せるものの、得られる利益はそこまで大きくありません。
資産運用を始めるときは、このリスク・リターンについて慎重に検討しましょう。
・資産運用の種類
様々な資産運用の種類を、リスク・リターンの大小(ハイ・ミドル・ローの3段階)で区分すると、下表のとおりになります。
資産運用のリスクとリターン
SNSの普及もあり、投資情報は溢れているため、FXや仮想通貨などは、聞いたことがあるという人も多いでしょう。しかし、資産運用のリスク・リターンの観点で区分すれば、資産運用に慣れていない人にハイリスク・ハイリターンの資産運用はおすすめできません。
まずはミドルリスク・ミドルリターンの資産運用を検討してみましょう。
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