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【ぼちぼち往復書簡】今年のテーマは「しなやかに生きる」なの。From すみこ

ようこちゃん。あの頃、海の中で本気で脱力していたようこちゃんが羨ましかったよ。「脱力することを頑張る」という意味のわからない頑張り方をしていた自分が今は笑えますわ。

ダイビングの脱力が生き方にも活用できているのって、とってもいいね。

脱力に似てるかな。
わたしの今年のテーマは「しなやかさ」なの。

室蘭は風の街なのだけれども、窓の外の木々が風に吹かれる様子を見ていると、実にしなやかでね。強風の中、強情に立とうとしてもキツイだけで、風に吹かれてしなっている方がずっと美しくて、実は強い。根っこさえ地についていれば、枝も葉も揺れることは良しだねぇ。と感じられるのですよ。

久しぶりに秩序と礼節の国ニッポンで、家族とともに一つ屋根の下で暮らすと、思い通りじゃないことだらけなのだよね。だからさ、もう頑張らないで成り行き任せで、その時々で柔軟にやれるといいなと思ってるの。

例えばね、単調な毎日の中にいると何の生産性もあげていない自分にがっかりする場面があるのよ。かといって、セラピスト業をがっちり開業する時間と気力まではなくて、なんだかなぁでね。

だから地元エリアで出来そうなことを、ポツリ、ポツリとやって自己表現をし始めた。
単発で仕事ができる市の観光ガイドもそうだし、地方紙に写真やコラムを投稿したり、市の写真コンテストにもエントリーしたところ。業種にこだわらずに、空き時間で出来る、得意なことをやってみているの。
書いたり、撮ったりしたものについて、誰かがリアクションしてくれるのはとても満たされる気持ちになるね。
ブエノスの写真を見たい、話を聞きたいと言ってくれる街の人たちが時々いるので、小さな写真展&おはなし会が、目下の目標かな。それもガチガチに企画してはいなくて、今はただ「やってみたい」と口に出しているだけなんだ。そのうち風が吹いてくるのを待っている、みたいなゆるさ加減。

強情さを手放して、しなやかに流れに乗ってみると、新しい扉が開いていくものだと信じて、日々をゆるっとしなやかに生きているのだ。

ようこちゃんの脱力も、どんどん新境地が拓けてくるきっかけになると信じてる。

すみこ

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