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日々の記録

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感じたことや、残しておきたいことについて書いたもの。気どらない文章を書く練習。
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記事一覧

「正しさ」とは何か

昨今のインターネットやメディアを中心に、ある種の「正しさ」に立脚する物言いが目立ってきて…

明後日
2か月前
3

最近のこと

今は修士課程の院生としてイギリスにいる。ここ最近は天気が良い。町で見かける人々の大半は既…

明後日
10か月前

醒めない眠り

何年も前、ハワイ島に行ったときに装丁が綺麗だというだけで買った本があって、最近それを読ん…

明後日
3年前
9

穴の空いたバケツで、どれだけの水を泉から汲むことができるか?

ぼくは、この世界が科学によって記述されるもの、或いは、ぼくらが言葉にできるものだけで構成…

明後日
4年前
10

生きることについて。

ここ二、三年の間にぼくは、国境や言語、世代、ジェンダーを越境することによって、また越境し…

明後日
4年前
13

底なしに不器用な人間が恋をするということ

今朝、大学にいく弟がドアを閉める音で目を覚ますと部屋は灰色だった。クローゼットの扉にかけ…

明後日
6年前
18

いってらっしゃいの前に。

去年の暮れにカナダから帰ってきて、きた道を引き返すようにすぐアメリカへ旅行しにいった。旅程を無事終えて、いっしょに行った友だちとの別れ際、ぼくらはおそらく大抵の日本人がやるように(それは言い過ぎ?)バイバイと手をふってそれぞれの帰路についた。ぼくはたまらなく切なくなった。 というのも、カナダでは会ったときと別れるとき、男性間では握手を交わし、女性間と男女間ではハグをする。しばらく暮らしたことのある国がカナダしかないから他国の事情についてはよく知らないが、とにかくカナダではそ

もうがんばれない、と思ったとしても。

ツイッターをするするめくっていたら、ジュリアン・ベイカーが2月9日に東京でライブをすると告…

明後日
5年前
5

涼しいものについての走り書き

ベランダで風にゆれる洗濯物、灰色からうすい青紫色へのグラーデーションが淡い夕暮れ、下校す…

明後日
6年前
9

また恋に落ちた、という話

まったく頭が回らない。運動したわけでもないのに心臓が高鳴っている。胴の真ん中でぎゅっと濃…

明後日
6年前
10

嫌悪と怒りの手前にあるもの

こんなに続くことなんてあるのかという感じだが、また体調を崩したために、見れば眼球を突き刺…

明後日
6年前
3

また落ち込んだ、それでも外は眩しい

だれかを切実に希求しながらも、そのだれかが分からないからどうしようもない。こんな状態がず…

明後日
6年前
5

十歳の後悔はいまも生傷のまま

なんとなく目にとまったNHKの連続テレビ小説にすっかり見入ってしまい、終いにはちょっと感動…

明後日
6年前
5

若い人々の死にぼくはやりきれなくなる

今朝テーブルに置いてあった新聞にひとつの記事がのっていた。生活リズムからして平日の朝ごはんはたいていひとりなので、ぼくはよく何かを読みながら食べる。そんな感じで、その新聞もなんとはなしに手にとった。 見出しに「山下弘子さん、三月に亡くなる」とあった。山下弘子さんは大学在学中だった十九歳のときに肝臓がんと診断され、余命半年と宣告されたという。しかし今年の三月に二十五歳で亡くなるまで、彼女はブログで自らの生き方を発信し、愛する恋人と結婚し、その人と世界30カ国以上もまわり、本も