すみれ

読むこと、書くことが好きな社会人1年生。 のんびり紡いでいます。 活動中🐿 ▷ベリショーズ ▷ショートショートガーデン https://short-short.garden/author/808118 ▷Twitter @sumire_risumire

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    道の向こうで

     「おーい、すみれ。こっち、こっち!」  ずっと、ずっと遠く。道の向こうで、私を呼ぶ人がいます。  私は、この声を知っています。あたたかくて、懐かしくて。私はずっと、この声に近づくために道を歩いています。  小学六年生の私には、友達がいませんでした。悪口や冷たい視線、切り刻まれたお気に入りのストラップ…。教室に私の居場所なんてありませんでした。私は、ひとりぼっちでした。  私が誰よりも許せないのは、担任の先生です。卒業文集に書かれた担任の先生からのメッセージには、こう書いて

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      • 戯れ。

         “戯れ”。  国語のことを勉強だと思うことなく。言葉たちとの“戯れ”だと、ずっとそう思って歩いて来れたのは紛れもなく母のおかげだと感じる私を、湿度80%の風が追い抜いて行きました。肌に張り付くじめっとした質感も、言葉にしてしまえば、案外カラッとするもので。紙の上では、再現度も、載せる想いの量も…全て私に託されているのだと改めて感じます。託されているかと言っても、なんでも思い通りになるわけではないのが、書くことの面白さで。言葉たちに試されているように感じることが多いのが現状で

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        • 大好きなみんなへ。

           大好きなみんなへ。  「なんだがお日さんぼやっとして来たな」と宮沢賢治の声が聞こえてきそうな十六時半。洗濯物をクローゼットにしまおうとしたその刹那。視線は、大切にしているみんなからの手紙の方へ。遠く離れていても、書き記された言の葉たちはみんなの声をそれはそれは丁寧に届けてくれます。この瞬間が私はとても好きで、だからこそ言葉と戯れ続ける道を歩いているのだと思います。…みんなへの想いが溢れて仕方ないので今日は、のんびりとみんなへの想いを綴っていきます。  私はとても元気に楽しく

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          • 見つけてくれて。

             しゃがみ込んで、ふたり。芝生に手を伸ばす。君は、「Do you hear the people sing?」だなんて、日曜の午後三時に似つかぬ歌を口ずさむ。  小さな男の子の笑い声。君は、声の方向を向いて「かーわい」と呟いたあと、「いいな…」と俺の方を向く。目が合う。君は「…なんてね」と微笑む。「なんてね」は、恥ずかしくなったときの君の癖。それがわかっているから、俺は君を見つめて、「あと何年後かな」なんて言ってみる。君の手元は、急にシロツメクサの元へ。あ、これ照れて焦ってる

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          • 真夜中と、独りごと。
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