酒場の出会いはおもしろい
最近、休日の明るい時間にちょっとしたカフェに立ち寄る感覚で酒場(居酒屋、ビアバー、バーなど)に行くのが楽しい。早めに飲み始めるから早めに終わるということが言いたいわけではなくて、早めに飲み始めるからいろんなお店に行けるのが嬉しいし、楽しいのだ。
ビールを注文して、待っている間に鞄に入れてきた本を開いて読み始める。ビールが届いたら、コーヒーをすするかのように、軽くビールをすする。最近は本を読みながらビールなどを飲むのもアリだということに知った。先日、行ったビアバーで本を読みながらビールを飲んでいるおひとり様を見かけていいなと思った。スマホを眺めるわけでもなく、本を読むというのがまたいい。ひとりの時ってつい、スマホで誰かの動向をチェックしながらビールを飲んじゃうんだけど、あれ辞めたい…
クラフトビールはあまり泡を盛らないんだそうだ。あるお店で教えてもらった。もしかすると、そこのお店だけかもしれないが、きっとどこもそうに違いない!「ビールの泡は7:3がいいんだよ」なんてことを大学の頃に教わって以来、ビールと泡はセットだと思い込んでいた。
よく飲む大手のビールはのど越しを楽しむ。クラフトビールはのど越しというより、香りを楽しみつつ、割とゆっくり味わう。泡には雑味が入るらしい。少し、コーヒーと似たような感覚がある。ゆっくり飲むのもありだし、一気にごくごく飲んでもいい。どっちでもいい。泡がない分少し多めに飲めるのも嬉しかったりする。
さて、本題に入ろう。僕は酒場にひとりで行くことがほとんどだ。店主と話したいというのもあるし、何かおもしろい出会いがないかなってちょっと期待もしちゃってる。毎回ではないが、そんなおもしろい出会いがあるから、酒場は楽しいんだよなぁ。
「酒場の出会いはおもしろい」
先日、1件目に行ったバーでおもしろい方が隣に座っていた。その時も夕方より少し早い時間に飲みに出かけた。サムネの画像はその時のものだ。
どんな巡りあわせか知らんけど、きっとその時に会うべくして会ってると思う。というより、思うようにしている。
マスターに間を取り持っていただきながら軽くお話させてもらう。もちろんそこの酒蔵さんがつくっているお酒をいただくよ。
マスターに勧められて、そこの酒蔵で出た酒粕をつかって漬けられた「奈良漬け」にクリームチーズが添えられたつまみをアテにする。これまためちゃ美味しくて、さらに酒が進む。
酒蔵さんの広報をされている方らしい。地元の方、地元で頑張ってる方と何かつながりを持ちたいなと最近思っていたので、なんだかその出会いがうれしかった。お酒のこともそうだし、お店でやってるプロジェクトについても聞くことができた。アウトドア用の日本酒を販売されてるらしく、僕はキャンプには行かないけどこういう商品は好きだ。これを使うために秋口にキャンプをやろうと思ったほどだ。
「酒場の出会いは突然です」
その日、2軒目に行ったビアバーでも。
カウンターに座り、ビールを注文。伊勢角さんが売り切れてたので違うヤツを。店主の視線につられて横を見ると、「(おっ!!)どうも!」と。
何度か行ったことのあるコーヒーショップの店主だった。
あちらが先に気づいていたようで、僕は後から気づいた。ビックリだ。出会いは突然だ。軽く、世間話や飲食店の話などして別れたが、いやぁ~いいですね。こういう出会いも。
「今度飲みに行きましょうよ」なんて誘うことは僕にはできないのだけど、こうやってお店でばったり会えば何かしら話もできるってもんで、嬉しくなりましたね。誘うと身構えるから、僕は誰かと飲みに行く約束をするのが苦手ってのもある。ただ、誰かと話はしたいからこういう時間はとても楽しい。もしかしたら相手は嫌だったのでは?と後で後悔するのだけど。
ここまで書いておいて、いつも話したいかっていうとそうというわけでもなくて、気分が乗らない時は一人の世界に入り込むこともある。そんな空気を出す。探り合いとまではいわないけど、隣の人が話しかけてもよさそうなのかを”察する”のもある種、酒場の楽しさなのかもしれない。
こればっかりは経験がものをいうから、毎回が学びだ。つまり、酒場は学び場なのだよ。
よし、締まった!!
では、また。
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