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レンガを積んでいるのか、教会をつくっているのか。~ でもそれって誰に聞かれたのかで変わるよねって話

皆様、こんにちは、すめしです。
「3人のレンガ職人」というイソップ寓話をご存知でしょうか?

石を運んでいたり、お城作っていたり等はありますが、
話は違えど、一度は聞いたことがあるんじゃないのかなと思います。​

その話ってこんな感じです。

3人のレンガ職人

 旅人が、ある町を歩いていると
レンガを積んでいた一人の男に出会った。

「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねた。
「見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。」

旅人は、また歩き続けた。
もう少し歩くと、またレンガを積んでいる別の男に出会った。

「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

旅人は、また歩き続けた。
もう少し歩くと、別の男がレンガを積んでいるのに出くわした。

「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

1人目の男・・・作業
2人目の男・・・目的
3人目の男・・・夢
ってな感じで、主に仕事観を語る場合に用いられる寓話です。

でも、
もしも、旅人がこんな人だったら?
によって、その回答も変わってくるのかなと思いますし、
これを意識することにより、より良い人間関係になるのかなと思います。

旅人とはどんな人であったのか?

では、旅人とはどんな人であったのかを条件付けしてみます。

①どう見ても外から来た男でこの辺りでは見かけない旅人。
男たちがみんなで何を作っているのか疑問に思った。
一番近くにいたレンガを積んでいた男に尋ねた。
「何をしてるのですか?」

この場合、「大聖堂を作っている」と答えるのが正解でしょう。

②ここ最近見かけるようになった旅人。
各現場で、工程やその方法を聞いて回っているようだ。
聞いた話では、地方の建築学科の大学生らしい。
その旅人は、他のグループでしてきた質問を繰り返した。
「何をしているのですか?」

この場合、「壁を作っている」が正解に思います。

③とても可愛らしい子供の旅人。お父さんと旅をしているらしい。
大人たちの作業に興味を持ったようだ。
それぞれ作業している男たちに、何をしているのか聞いて回っている。
「何をしているのですか?」

この場合、「レンガを積んでる」が正解だと思います。

結局、「何」を質問しているのか、が重要。


その状況や、質問する人によって、
たとえ同じ質問でもその意味が大きく変わります。

相手が何を知りたいのか?
その質問の意図は何なのか?


これが大きなポイントではないかと思います。
日々の生活の中で、これを正確にくみ取る事が
あらゆる会話において、非常に重要だと思います。

「自分がしたい話をするのか、相手が聞きたい話をするのか」

より良い人間関係のために、
今一度、意識してみてはいかがでしょうか。

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