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DeskMini A300のチラシの裏

台湾行って買ってきた

2019/2/3、日本での発売となる2/8よりも一足早く台湾版DeskMini A300を購入。

事前に台湾でDeskMiniを取り扱っている店舗をPC Homeなどで探しはしたけれど、結局の原価屋(Coolpc)でしか扱いが無いようでした。
で、レビュー記事もあるし流石に売ってるよな…と思いつつも原価屋に問い合わせてみると1/25時点で10日前=レビュー公開日から発売しているとのこと。つまりDeskMini A300の世界最速発売は1/15ということに。

購入したのはちょうど立ち寄った台中の原価屋。台鐵台中駅から少し離れているけれど、ICカードを使えば10kmまでバスが無料なので比較的行きやすいお店です。ぱっと見てDeskMini A300の在庫は見当たらなかったのですが、聞けばどこか倉庫から在庫を出してきてくれました。

原価屋(Coolpc)のレビュー

値段は
DeskMini A300 NT$4190 (15,000円くらい)
CPUクーラー NT$350(1,300円くらい)
Wi-Fi+BT NT$450(1,600円くらい)
※支払いにクレジットカードを指定すると合計金額からNT$100アップ

開封→Ryzen 7 1700+グラボ取り付け→失敗

DeskMini A300の内容物。基本的にマザーボードが違う以外は従来のDeskMiniシリーズと共通なのでこれまでの部品を使い回すことが可能です。

頭が悪いので最初はAMD Ryzen 7 1700を装着…

Ryzen 7 1700はご存知の通りGPU非搭載なのでeGPU用のアダプターを用意しています。グラボは適当に転がってたmsiのGeForce GTX1070を使用しました。

eGPU用のアダプターはEXP GDCを使用。
これは過去Connect! Vol.SP8で取り上げたEee PCにグラボを付けて性能を強化するネタからの流用です。
電源の連動などeGPUとして使う上でいろいろ考えられていますので下手にライザーカードで動かすより楽な気がします。

ちょw 俺もそのEXP GDCってやつが欲しいんだけど!って人はEXP GDC+M.2のアダプター+DELLのACアダプター(これが無い人は通常のATX電源の用意が必要)の3種セットがTaobaoの公式ストアで358人民元なので茨の道だとは思うけれど是非トライしてみて欲しい。
ちなみに今はPLUS版となっておりパフォーマンスと互換性が大幅改善されているようです(欲しいぞ!)
一応Aliexpressでも購入できるけれど、DELLのACアダプターの扱いは無い。

【やじうまWatch】Eee PC発表から10周年を記念したネットブック同人誌

しかしながら、Eee PCとDeskMini A300では10年以上のブランクがあるため端子がそのままでは使えません。

そこでNGFF M.2 A keyのアダプターを追加で購入。
なぜか良くわからないけれどこのオプションのM.2アダプターだけ異常に高い(ぶっちゃけほぼHDMIケーブルだろこれ)。

M.2のコネクターはA、E keyなのでWi-Fi用のスロットを使用。なのでx1です。
Ultra M.2使えよ!x4だぞ!!!なんて人はとりあえず

これでも見て落ち着いて欲しい。

ちなみにx4に対応したM keyタイプのアダプターもありますが、入手性があまり良くありません(買えないわけではない)

結局Ryzen 7 1700ではUEFIが立ち上がらず失敗

Ryzen 5 2400Gで再トライ

Ryzen 5 2400Gに変更(最初からこうしておけば…)

CPUを変えたらちゃんとUEFIが起動。この時点でGTX1070から映像出力されています。

Windows10のインストール、AMD系ドライバーのインストール、NVIDIA系ドライバーのインストール…と最低限のドライバーを導入し、とりあえず重そうなFF15ベンチを走らせます。
結果としては標準画質 1920x1080で7106となり、「快適」判定。

ベンチ中の消費電力は200Wを超えます。
後述しますが、DeskMini A300は80W程度しか食わないため、120W程度GeForce GTX1070が消費している計算。

普通に使う

FF15ベンチを動かしていると、「なんでウリのVega捨ててGeForceで遊んでるんだ俺…」となってしまったので普通に使ってみることにしました。
基本!大事!

今回、ドライバーに関してはAMD公式サイトのものを使ったのだけれどスリープが効かない、Vegaのドライバーがうまく適用されていないといった問題が発生していたのでASRockのダウンロードサイトにあるAMD all in 1 with グラフィックカードドライバで上書き。無事電源プランなど含め正常になった。やはり基本は大事ということを再確認することとなった。

ASRock DeskMini A300ダウンロード

消費電力

OCCTを使いRyzen 5 2400GのCPUをフル稼働した状態で81W。電源は120Wですので十分余裕があります。
TDP65Wだと心配という声もありましたが、正直気にするほどでもないのではという感じ。フルパワー時でもモバイルディスプレイへ給電する余力はありそうです。

アイドル時は6W。十分省エネ。

メモリのOC

メモリはそのへんの家電量販店に売っているバッファローのD4N2400-B8Gx2。何の変哲もないDDR4 2400のメモリモジュールです。
昔は自社で作っていたみたいですが、今はSPDを見る限りA-DATAから買っている模様。

とりあえずDDR4-2933くらいまでは電圧1.2Vのまま特に問題もなく動作しました。

ただ、DDR4-3200付近になると起動できないため電圧を1.2V→1.35Vへ上げてなんとか起動。この時点でタイミングはオート設定なので18-22-22-52となり遅め。PassMarkなどでチェックしてみたけれど落ちる様子は無かった。

次にタイミングを16-18-18-36に変更して寝ている間ずっとPrime95をまわしていました…7時間ほど回した結果は問題なし。(メモリなのかマザーなのかは知らないけれど)意外と優秀なのかもしれない。

PassMarkの結果は↓の通り。スコア的に5%以上の改善が見られました。
DDR4 2933(1.2V Auto)
https://www.passmark.com/baselines/V9/display.php?id=116210822383
DDR4 3200(1.35V 16-18-18-36)
https://www.passmark.com/baselines/V9/display.php?id=116214526300

みんなだいすきPT3を使う

自作といえばPT3みたいな時代もあったことですし、EXP GDCにPT3を載せてみました。

EXP GDCへの電力供給は相変わらず必要ですが、補助電源ケーブルは使いません(使いようがないとも言う)。

結果としてはドライバーの導入からTVTestの動作まで普通に動作しました。
うまい具合にPT3をケースに収納できれば録画鯖も夢じゃないかもしれません。

視聴中のDeskMini A300+EXP GDC+PT3の消費電力合計は25W程度。
この電力にはディスプレイは含まれていません。

今回使ったもの

AMD Ryzen 5 2400G Amazon
CSSD-S6O240CG3VP 240GB Amazon
D4N2400-B8G Amazon
MSI GeForce GTX 1070 ARMOR 8G OC Amazon
EXP GDC+M.2ケーブル+DELL ACアダプター Taobao
PT3 Amazon

DeskMini A300をモバイルバッテリーで動かすnoteも追加しました。
併せて御覧ください。

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