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春先の隠れヒートショック現象の原因は○○ー介護のエンタメ スマちゃんTV

おはようございます。今日は令和3年3月2日(火)です。今日は雨です。この時期の雨は草木や虫にとっても恵みの雨。この雨が上がるとまた気温も上がりいよいよ、一斉に芽吹いてきて本格的な春の到来になります。

冬場の天敵

話はクルっと変わりますが、冬場になると日本は風呂場での事故が多発し、年間に約19000人がお亡くなりになっています。風呂場での事故の主な原因としてヒートショック現象による溺死があげられます。

ヒートショック現象とは

ヒートショック現象とは、家の中の急激な温度差で血圧が変動し、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす現象です。具体的には暖かい所から寒い所に移動した時に10度以上の温度差があると起こりやすいです。暖かい所にいる時は血管が拡がるため血圧は低くなります。そこから寒い所に移った時に血管が急激に収縮されるからって事なんですよね。

暖かくなりました・・・

まぁ冬場と言っておりますので、3月の今あまり関係ないのでは?と思いますよね。

そこが落とし穴なんです!

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この図は、消費者庁が出している、東京23区の風呂場の事故件数を月別に表したものですが、見ると1月12月2月がトップ3って事ですよね。冬場は確かに多いですけど・・・何か気付きませんか?

隠れヒートショック現象

このグラフを見る限り、一年中起こっていますよね。しかも3月4月も、まぁまぁ多い。つまり寒い時期だけ用心するってのは間違いという事です。わたしが考えたのはこの隠れヒートショック現象の1番の原因は統計など無いんですけど、「油断」じゃないでしょうか?

「油断」大敵

春先になると寒暖が交互に来たりで着る服も迷いますよね、いざ出かけたら暑すぎたり寒すぎたりで失敗した経験ありませんか?家でも一緒で、暖房を付けるのか付けないのか迷いますよね。特にご高齢の方は老化により発汗しにくくなるなどして、身体の温度調節機能が低下するため、暑い寒いに鈍くなります。

お風呂に入る時の7ヶ条

本人も油断するし、家族も油断してしまう、そんな春先に悲しい思いをしないように、ご高齢の方がお風呂に入る時は、いつも必ずやりたい7ヶ条をご紹介します。

①食後、飲酒後、服薬後の入浴は避ける
②お風呂に入る前に家族に一声かける
③風呂場と脱衣所の両方温かくする
④湯船に浸かるのは41℃以下で10分以内
⑤湯船から立ち上がる時はゆっくりと
⑥家族は5分~10分おきに声掛けをする
⑦入浴後、必ず水分補給をする

もしも風呂場で・・・

そして、最後にこれだけは覚えといて下さい。
風呂場で家族がぐったりしてたとします。

その時はまず風呂の栓を抜いて下さい。

その次に大声で応援を呼んで下さい。

そして応援が来る間に119に電話です。

応援が来たら皆んなで引き上げます。

最初に動かせそうだったら、上半身や頭部だけでも水に浸からないところまで動かしてもいいですけど、1人で抱えあげようとするのだけは絶対にやめてくださいね。(濡れてる裸の人を抱えるのは結構難しいです。)

溺死者数の1位は日本

さて如何だったでしょうか、国別に見ても湯船に浸かる習慣のある日本では溺死者数がダントツに多いそうです。世界的に見ても、海でもなく川でもなく風呂ってのが不思議ですね。そんな所で今日もご拝読ありがとうございました。

皆様からのコメント待ってます

介護のエンタメ スマちゃんTVは毎週金曜日に更新しています。最近チラホラとコメントを書いてくれる人がいてとても嬉しく思います。今ならもれなく手品師白血球さんか、スマイルケア名古屋理事長の小宮拓郎さん、愛のこもったお返事が来ますので、皆様からのコメントお待ちしております。

それでは皆様
今日も笑顔で行ってらっしゃい!

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