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才能と努力について

もう5年以上もまえ、フリーランス一年目の年に感じた才能と努力についてのはなし

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去年くらい、何かで成功したければ才能よりも努力の方が重要ってことを証明した人がいたよね

TEDとかでも登壇してたアンジェラ・リー・ダックワースさん

カーネギーの時代から、ナポレオン・ヒルが成功するには信念を持ってやり続けるしかないって言い続けてるし、他にも色んな人たちが一点に集中して続けることの大切さを主張してる

でもぼくらの認識の中には、才能がある人には勝てないとか、才能への崇拝のようなものがあるよね

それはなんでかって言うと、人っていう生き物は何か圧倒的なものに対面した時、自分は努力したくないもんだから作者がそれをつくりあげるまでに費やした努力のことを棚に置いておいて、“才能” の一言で終わらせてしまおうとする生き物らしいんだ(ってニーチェが言ってた

ダックワースさんが画期的だったのは、才能と努力と達成の関係性を定量的にしたってことだと思う

たとえばこの式、

才能 × 努力=スキル → スキル × 努力=達成

スキルを磨くにもそれを使って何かを達成するにも、努力は必要ってこと
縦軸を “達成度合い“ で横軸を “人生の時間” にしたグラフをつくったとき、もって生まれた才能やスキルは傾きで、努力(実行すること)はその推進力になるのだと思う

高い才能やスキルを持っていれば少しやっただけで一気に達成度合いは上昇するけれど、(当たり前だけれども)何にもやらなければ止まったまんま
逆に才能やスキルは低いけれどやり続ければいつかは達成に到達できるって、ウサギとカメのお話みたい

このことを考えていて、ドラクエみたいだなって思った

たとえ弱いスライムでも永遠に倒し続ければいつかはレベル99に到達できるよね

そして難易度の高いことをするってこともグラフの傾きを上げるって意味で大切で、強い敵を倒せばもっと早く目的を達成できるし、アスリートだって高負荷トレーニングをして目的の達成を早めてる

巷にあふれている “好きなことをしよう” っていうのは、好きなことの方がやり続けることがし易いし、その近辺に自分の得意なものが潜んでいるってことで、

つまりやり続ければ達成できるっていうことが前提で、その他の付加タスクはそのスピードを上げる、もしくはやり続けるための施策なんだ(って今は考えてる

そうしてそれ以前のスタートラインとして、“自分が何をして生きたいのか” ってことをこの一年間探し続けていたのだけど、それが本当にむつかしいし面倒くさい

なぜなら同じクリエイティブなことに絞ってもジャンルはたくさんあって、その中の種類もたくさんあって(たとえば同じイラストでも、依頼されたものか自分で作り上げるものかとか)、その働き方も環境もその他無数の要素があって、しかもやってみないと自分の反応はわからなくって、そうやってしらみつぶしに確認していくしかないから

でも自分の中でようやく絞れてきて、そうして一点にまでフォーカスすることができるようになったら、そこに高負荷をかけて一気に突破しようと、それが最短距離なんだろうな、と思ってる今日この頃 :-)

P.S.
それにしても、もう少しスムーズに生きられないかなって思う

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