はんこ指人形をつくろう ー家にあるものではんこ遊び
絵はんこ作家のあまのさくやです。
今、おうちで時間とパワーを持て余しているお子様のための『家ではんこ遊び』シリーズ。
はんこ作家として活動している私がいまできることかなぁと思い、ここ一ヶ月ほどいろいろな『はんこ遊び』をご紹介しております。
彫刻刀・トレーシングペーパーなしではんこをつくる方法
家にあるもので『はんこ遊び』を考えるにあたり、
私がこだわっているのは、こちらの２点。
・家であるものでつくること
・けがの危険が少ない、安全であること
彫刻刀をつかってはんこを彫るのは、小学４年生くらいからかと思います。なのでこちらの記事では、小学校低学年の子でもできる、彫刻刀を使わなくてもはんこを作れる！方法をご紹介しています。
＊一部、簡単ながら彫刻刀を使用する方法も合わせてご紹介します。お子様の状況に合わせてお伝えください。はんこを彫りたい！人はこちらの記事にて図案を公開しています。
今回つくるのは 『はんこ指人形』
はんこを作るのに必要なステップとして、①はんこにしたい絵柄を消しゴムに写す『転写』と、②転写した絵柄を『彫る』ステップがあります。
これを学びつつ、『色々な顔の指人形をつくる』方法を、本日はご紹介！
「指人形をつくる」という一イベントにとどまらず、はんこを作る方法を学んでどんどんはんこも作っていただきたいですし、指人形からおままごと遊びに発展してくれたら嬉しいなあ、とも思っております。
用意するもの
・消しゴム（複数あれば複数使いましょう）
・スタンプインク
・水性ペン
・えんぴつ
・テープ
・はさみ
・折り紙（好きな紙）
・ウェットティッシュ
家にあるものではんこづくり ートレーシングペーパーをつかわない『転写』
1. 消しゴムのカバーは外します。（きたない消しゴムでもできます）
2. 紙の上に消しゴムを置き、消しゴムの形に沿ってえんぴつでなぞり、形を紙にうつします。
3. 好きな形を選びます。これが指人形の顔の形になります。
4. 選んだ形を紙にうつす。枠からはみ出ないように描きます。
5. 枠にあわせて紙をはさみで切ります。
6. うつせたら、紙を裏返しにして消しゴムの上にのせます。
のせる
7. 爪の先でこすります。
8.消しゴムにうつりました！（あいかわらず消しゴムはきたない）
これがトレーシングペーパーを使わない『転写』の方法です。この方法でやれば文字も『鏡文字』になりますので、逆向きに描かず、はんこにしたい絵柄を、そのまま紙に描けばOK。
また、形に合わせて紙を切っておけば転写するときに位置がずれません。
9.いらない部分はハサミで切り落としてもいいですね
家にあるものではんこづくり ー『彫らなくてもできる』はんこ
10.うつした鉛筆の線を、水性ペンでなぞります。
はんこを彫らずとも、これで輪郭のはんこが完成します。
＊ 水性ペンじゃなく、彫刻刀でなぞってもOK。右のように背景つきの顔になります。
背景がないほうがいい場合は顔の周りも削り、なくします
11.顔の輪郭ができました（左：水性ペン、右：彫刻刀）
ここで何回も同じ顔をおしておくと、その後色々な表情をおすのに使えて便利です。
12.色を変える場合は一度ウェットティッシュで拭く。
鉛筆の線は拭いても落ちにくいので何度もなぞれる！
13.表情を描き込んでみる（輪郭と違う色にしてもOK）。
ちょっとずれてもご愛嬌。いろんな顔であそんでみよう！
指人形に仕上げよう
さあ、基本のはんこのつくりかたは終了。
はんこをおして顔をたくさんつくったら、指人形に仕上げよう！
まず、顔を切り取ります。
折り紙を用意して、自分の指の長さくらいのところで折り返して線をつけます
だいたい正方形くらいの形に切り取って
指に巻いてテープで止める
顔にテープをつけて
完成！
たくさんつくって遊ぼう！
彫刻刀やトレーシングペーパーなど、普段あまり使わない工作道具が家になくてもできる、基本的なはんこのつくりかたです。この方法でやれば好きなはんこが作れますよ！はんこ入門のお子様には、顔の表情を彫るのが難しい〜！という方もいると思いますので、輪郭だけ彫って、顔の表情は水性ペンで描いておす、という組み合わせで遊んでも楽しいです。もちろん顔のパーツをはんこでつくってもいいですね。
作って遊んでみたよ！というかたがいたら教えてくださいね。
人形劇場とか作れたらいいなぁ〜。人形の洋服をつくってみてもいいかも。
オンラインで教えることも、多少板についてきたかな。
そのほかの『家ではんこあそび』シリーズはこちらからどうぞ。
大人のかたでも、腰を据えて、はんこを彫ってみたいな…というかたはオンラインレッスンも行っております。
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