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チェコ好きがおすすめする本・3選

絵はんこ作家のあまのさくやです。

昨日、はじめてのインスタライブ『チェコを愛する女たち〜チェコの本とカルチャーの夕べ〜』を行いました。
(アーカイブはこちらのアカウントから、5月10日20時までみられます)

インスタライブの中で紹介した本と内容をご紹介。

絵描き・はとのおすすめ本
『ふしぎな庭』(ZAHRADA)/イジー・トゥルンカ

チェコのアニメーション監督としても有名なイジー・トゥルンカ。トゥルンカが文章と絵の両方を手がけた唯一の絵本を、はとさんがご紹介してくれました。

少し補足すると、トゥルンカの『ふしぎな庭』を原案としたアニメも日本ではわりに有名ですが、こちらのアニメはプジェチスラフ・ポヤル(監督・脚本)&ミロスラフ・シュチェパーネク(美術)作。トゥルンカが手がけたものではありません。こちらも本当に素晴らしい、暗さと可愛さが同居したアニメーション。チェコアニメといえば、で思い出す方も多いのではないでしょうか。

あまのさくやおすすめ本
『園芸家の一年』/カレル・チャペック(飯島 周 翻訳)

文筆家の弟・カレルと、画家の兄・ヨゼフのチャペック兄弟の二人の共作である『園芸家の一年』。園芸家の1月、2月…と、『園芸を愛する者たち』が愛に溢れた皮肉まじりで描かれています。これはあくまで『園芸家』の話をしているけれど、ある意味でどんなジャンルの『愛好家』にも言えるあるあるが多くて、仕事も何も関係なくこんなにも何かに夢中になるって、愛すべきことだよなあと思う。こんなコロナ禍だって、園芸家はいま、きっとむちゃくちゃ忙しくしているだろう。

文章もさることながら、この本の中の挿画が、今の所私の出会ってきた本の中で一番好き。平凡社さんから出ている本の表紙はカラーになってますが、基本は着色のない一色のイラストで、描かれる線が魅力に溢れまくっています。

チャペック兄弟のゆかりの地であり、『チャペック兄弟記念館』があるマレー・スヴァトニョヴィツェを訪れた旅行記はこちら。厳密に言うと庭いじりに凝っていたのはこの地ではなさそうですが、『園芸家の一年』を読んでから郊外の家の庭を覗くと、すごく趣があります。

映画好き・たりんのおすすめ本
『チェコSF短編小説集』ヤロスラフ・オルシャ・jr. (編集), 平野 清美 (翻訳)

現在のコロナ禍の世界は、もはやSFみたいだと思うことが生活の中で起こっていると私も実感します。たりんさんが本著の編者の異色の経歴と合わせて、収録されている数篇を取り上げて紹介してくれました。


はじめてのインスタライブを終えて

はじめてのインスタライブ。なんだか無性に緊張してしまいました。
色々と改善点はありますが、一旦楽しかったので、よし!
ばっちりセットを組んでくれた主催のはとさん、ありがとうございました!
(インスタは画像が反転しちゃうってことで、わざわざ鏡文字の手描きテロップをつくってくれました。笑)

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今後も続くよインスタライブ

ということで、今後毎週水曜の夜22時から、継続的にインスタライブを行なって行くことになりました!

題して、『水曜ノッツ』。ノッツはチェコ語のnoc=夜という意味です。
私も隔週でおすすめ本紹介していきます。

5/13(水)22:00〜はと&たりん
5/20(水)22:00〜はと&あまの

本に限らず色々なことを紹介していきますので、何か知りたいことなどあったらコメントくださいませ〜!私はチェコの色々な街のことも紹介していきたいなあと思っています。

インスタグラムで以下のアカウントをフォローしておいていただくとお知らせが行きます!

はと: https://www.instagram.com/hato888/
あまのさくや: https://www.instagram.com/sakuhanjyo/
たりん: https://www.instagram.com/_f_u_t_o_n_/

縁あってチェコという共通点で繋がった3人が、それぞれの視点からチェコを語って行くこの企画。勉強になるので楽しみです!!

チェコが気になってきた方には、入り口として『チェコろく』をどうぞ〜。


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