見出し画像

脱出の旅

ここ最近、自分にしてはとても仕事が立て込んでいて、自分のスケジュールの無茶さが原因とはいえ、仕事場と家とを往復する生活を送りつつ、家に帰っても仕事をするしで、なんだかとても窮屈さを感じていました。動けない時ほど、旅に出たいと思うもの。だからこそ、無理やり出た。

ひとつ終わっては、また次も、一刻も早くやらなければいけないことばかり。だけどその「やらなければいけないこと」が、このままではよくないものになるという予感がした。

だから脱出した。ギリギリの仕事の切れ目を見て、無理やり一泊二日の房総半島鉄道旅。

海が見えて、温泉があり、朝食バイキングがあること。そんなことを条件にしてホテルだけ決めてあとはノープランだったけれど、最終的には海をじっくり見て足を浸すくらいの余裕を持ちつつ、乗りたかった鉄道にひととおり乗った。

夜はオーシャンビューの部屋で絵を描いたりはんこを彫ったり。眠くなったら横になったり、飽きたら温泉に入ったりベランダに出て月見たり海みたり。なんだこれは。夢のようじゃないか。

こんなカンヅメならもっとしたいと思うけれど、流石に贅沢すぎるので、また第二弾はそう遠くない未来にとっておこう。

空いている電車に延々揺られるのは、本当に癒されるなぁ。よく寝られるし。

休みが明確でないフリーランスの人々は特に、脱出や逃亡の旅、とてもお勧めです。

鉄道ルート備忘録🚃

東京→茂原(特急わかしお)→安房小湊(外房線)

安房小湊→御宿→大原(外房線)
曇りの海を小一時間堪能。しかし3連休明けだからか、観光客が誰一人いない感じ。

→上総中野(いすみ鉄道)

→大多喜駅途中下車

車窓から見た大多喜城。ワンマン運転の運転手さんがとにかく親切。グッズも充実していて鉄道愛がすごい。いすみ鉄道ラブ。

→五井(小湊鉄道)
途中から通学路の学生たちがどどっと乗ってきて賑やかになった。そういえば鉄道旅の副産物は、地域の女学生を慈しむことができることと知り合いが言っていたことを思い出した。

→千葉(内房線)→東京

ということで脱出の旅、完了。
電車で数時間揺られるだけでこんな風景が見られるなんて。普段どれだけ、近くしか見ていないんだろうと感じる。

『スキ』をしていただくとあなたにおすすめのチェコをランダムにお知らせします。 サポートいただいたお金は、チェコ共和国ではんこの旅をするための貯金にあてさせていただきます。