スマホと息子の成績の因果関係をシステム図で描いてみた

こんにちは、sukiの渡部です。

学校の成績は上げたいけれど、スマホばかりやってしまう息子と話し合いながら、システム図を描いてみました。

 ●お母さん:スマホをやめれば成績が上がるんじゃない?  

 ●息子:それは違う。スマホは学生にとって大切なんだ

システム図にすると、                       「スマホ利用時間が増える → 知識量が増える → 友達との会話量が増える → 学校に行くモチベーションが上がる → 学習意欲が上がる → 学校の成績が上がる」

こじつけのシステム図

学習意欲にはモチベーションが必要ということが言いたいようですが、こじつけに感じます。原因である「スマホ利用時間」→「学校の成績」までの結論まで因果が薄いのです。

友達との会話が楽しければ学校に行くモチベーションは上がりそうです。
その先の「学校に行くモチベーションが上がる → 学習意欲が上がる → 学校の成績が上がる」に因果関係はあるか?考えてみました。

ストレス軽減のシステム図

「学校に行くモチベーションが上がる」ことが「学習意欲が上がる」要因とは言えないと思います。

システム図にすることで、論理に飛躍があることが分かりやすくなりました。飛躍の仕組みを整理すると。

 ●原因から結論までの段階が長く無理やりこじつけた因果
 ●起こる確率が低い因果

これでは因果関係が薄いため、話が飛んでいると感じ、相手に伝わりません。

宿題の提出もあるし試験勉強も必要なので、これだけでは学校の成績向上は見込めません。スマホからの情報以外で友達との会話を楽しめば良さそうです。なぜスマホに固執しているのか?もっと話を聞いて整理しました。

学習意欲と学校の成績の良いサイクル

勉強ばかりやっているとストレスが溜まるので「スマホ利用時間が増える → ストレスを下げる」というバランスをとることが必要だそうです。

「スマホ利用時間 → ストレスを下げる 」のであれば、勉強時間(や生活全般)に支障がない適正範囲で使用することは悪いことばかりではないのかも知れません。

ただ、お母さんはもう少し納得出来ません。何か忘れていませんか?

 ●お母さん:「学校の成績を上げたい」ことがゴールなんだよね?ストレスを下げても成績が上がるとは思えない。

 ●息子:確かに…

「学習意欲が上がる ⇔ 学校の成績が上がる」良いサイクルにするためにはもっと学習意欲に繋がることをする必要があります。

そのためにやることを、先ずは自分で考えて貰うことにしました。

一見して論理の飛躍をしているように感じても、ブレストの段階やファシリテーションの途中では一旦置いておくことも大事だと考えられます。

一方向だけで議論するとトントン拍子に進むかも知れませんが、全体が見えていないこともあります。
システム図を描く場合、因果関係のないノードも一旦どこかで置いておく。
議論を深めた時に、因果関係が見つけられると、納得感が得られやすかったり、正しい解、思ってもみない発見に近づけそうですね。

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さて、後日どうなったかと言うと、ついついスマホを触ってしまいがち一人では集中が続かないことを解決するため「スマホ学習アプリ」で学習時間を管理して学習意欲を高める案を提案してきました。スマホ利用時間も合わせて管理出来るので、YouTubeやゲーム等の時間も守れそうです。

スマホアプリ活用例

継続するかはさておき、自分で決めたことを温かく見守ってあげようと思います(^^)b



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