「仲はいいけど話し合いができない」問題にどう向き合う?【ふたりの教室メンバー本音座談会】
パートナーシップを学ぶコミュニティ「ふたりの教室」で、実際にパートナーシップが変わったメンバーに話を聞くインタビューシリーズ。今回は、先月開催した座談会の様子をお送りします!
今回お呼びしたのは、ふたりの教室メンバーのゆゆさん・hikariさん・りんこさんです。「ふたりの教室」に入会してどのようにパートナーシップが変化していったのかお話を伺いました!
パートナーと仲はいいけど、うまく話し合いができなかった
ー皆さんお集まりいただきありがとうございます。今日はふたりの教室に入ってよかったことや入会後の変化などを聞かせてもらえたら嬉しいです!
では早速ですが、皆さんがふたりの教室に入会したきっかけを教えてください。
ゆゆさん:入会当時は交際2年半だったのですが、仲はいいけど話し合いがうまくできないことが悩みでした。モヤモヤは月に一回は発生していたし、別れに発展するレベルの喧嘩も半年に一回は起きていました。そんな現状を解決するために話し合いのスキルを学びたいと思い入会しました。
りんこさん:入会したのは3年前です。当時は対等な関係作りやコミュニケーションへの不安があって話し合いがうまくいかなかったり、自分の気持ちを素直に伝えることもなかなかできない関係性だったのが悩みで...。どうしたら話し合いができるようになるのかわからなかったんです。建設的に話し合いができるようになりたいと思って入会しました。
hikariさん:過去に7年間付き合っていたパートナーと話し合いができず別れた経験があって。話はしてるのにずっと平行線で、表面では仲良くても対話ができないと意味がないと思っていました。だけど、どうすれば対話ができる関係性を築けるのかわからなくて、今のパートナーと付き合い始めた時は探り探りでした。いつかお互いに不満が出てきたときに対話の仕方を知らないと仲良くやっていけないと危機感を感じて入会しました。
ーみなさん「話し合いができるようになりたい」ことが共通点なんですね。
hikariさん:そうですね。結婚についてどう考えてるとか、お金の価値観とか大事なところが話せなかったです。日頃の不満は言えているつもりだっだけど、今思うとただの不満のぶつけ合いでちゃんと話し合いができていなかったです。
パートナーシップが後天的に学べるものだなんて、知らなかった
ー話し合いができていないところから「ふたりの教室」に入会されたとのことですが、入会後に何か変化はありましたか?
hikariさん:ありました!パートナーとのコミュニケーションにもちゃんと知識や方法があることを学べたことが一番大きいです。今までは、いい話し合いができなかったなと思ってもなんでダメなのかわからなかったので。
ゆゆさん:わかります!初めて参加したのが、対話スキルを学ぶアサーティブコミュニケーション勉強会だったのですが、なぜ話し合いがうまくできないのかがわかったのか収穫でした。自分もパートナーもコミュニケーションタイプが非主張的なタイプだからうまくいかないのか!と。
ラブランゲージや愛着スタイルの勉強会でも、自分とパートナーのタイプが何に当てはまるのか知識として具体的に知ることができてよかったです。
りんこさん:私もアサーティブコミュニケーション勉強会が印象的で、自分がこれまでうまくいかなかったのは非主張的だからだとわかったのは大きかったです。
また、自分の思考の言語化ができるようになりました。今まではどうやって言語化したらいいかわからなかったけど、ふたりの教室のみなさんは感情の言語化が上手なので、みなさんの投稿を見るうちに言語化するコツを学ぶことができました。
以前は「パートナーシップを学ぶ」という概念がなかったんです。自然にうまくいってる人はいるんだろうけど、相性や生来持ってる特性でうまくやってるんじゃないかと思っていました。でも、パートナーと良好な関係を築くには、きちんとしたスキルや知識が必要で、それが後天的に学べると知れて良かったです。私自身も知識をもとに冷静に判断できるようになりました。
hikariさん:ふたりの教室ではSlackでみなさん悩みや感情を言語化されているのがいいですよね!私もメンバーに悩み相談をするときに、起こった出来事と自分が感じたことやその原因を書き出すので、相談する過程で思考を整理できるようになりました。
ーふたりの教室で、パートナーとの対話スキルもそうですし、思考を言語化するスキルも身につくんですね。
hikariさん:そうですね。おかげで少しずつパートナーと話し合いができるようになりました。今はパートナーに対して「これ話題に出して大丈夫かな…」と不安になることがひとつもないんです。不満なども建設的に話せるようになりました。対話の力がついて来てるんだなという確固たる自信が持てています。パートナーとの間で強い絆を感じられるようになって、ネガティブなことが起きても一緒にいられる自信がつきました。
ゆゆさん:素敵です!私も、別れに発展する喧嘩が半年に1回起きていた状態だったのが、対話スキルを学んだことでまったく喧嘩しなくなりました。以前まで話し合いをしづらかったキャリアの話もできるようになり、お互い応援しあえる関係になったなと思います。
私が働き方を変えようと会社と調整をしていたときも、パートナーに事前の情報共有や相談をこまめに行っていたのでパートナーも急な報告に驚くことはなく、ずっと応援してくれてました。パートナーも最近仕事で悩んでいるみたいなのですが、今は自分がパートナーを応援できていて。入会当時では考えられない変化です。
りんこさん:応援しあえる関係性って素敵ですね。私は今までは自己肯定感が低かったことが悩みだったのですが、ふたりの教室に入ってから悩むことがまったくなくなりました!
昔は連絡が期間開いたりするとモヤモヤしたり、相手の些細な発言に落ち込むことが多かったのですが、今はすぐ話し合いをして事実確認をし、建設的な解決ができるようになりました。気になって一人でモヤモヤするくらいだったら、まずは相手に確認することが大事だと学んでから、不安に振り回されることがなくなりましたね。ふたりの教室でご自愛することが大切だと学んでから、常に自分に余裕を持つようになったことも大きかったです。
今も家を建てるタイミングに関して意見が分かれていますが、意見が違ったからといって別れようとか、自分がダメなんだというふうには思っていないです!
メンタルヘルスや認知など、専門家を呼んだ幅広いテーマの勉強会
ー「ふたりの教室」で、印象に残っているイベントや勉強になったイベントはありましたか?
ゆゆさん:「パートナーがもし精神疾患だったら」というイベントで看護師さんが登壇してたのが印象的でした。ふたりの教室のイベントはとにかく幅が広いですね。傾聴や自己肯定感を上げるイベントも良かったです!
hikariさん:ラブランゲージやアサーションなど、認知や自分の行動を省みることができる勉強会が印象に残っています!あとは、パートナーの好きなところをプレゼンするイベントもよかったです!皆さんのパートナーとの関係性から学ぶことが多かったです。
ーふたりの教室はslackでの交流も活発ですが、印象深い出来事を教えてください!
hikariさん:将来パートナーと子どもを持つか持たないかで悩んだとき、すぐにメンバーのみなさんが多様な観点からのコメントをくださって、驚いたことがあります。
「今は子どもがいるけど、次もし選択できるとしたら子どもを持たないかも」という回答もあれば、里子や養子の選択肢に触れている方もいて、視野が広がりました。「人生で達成したいことがあるなら子なしもいいかも。子ありはリソースを割くので遮られることもある。でも子どもを介した世界を見てみたいなら子ありも素敵な選択肢だよ」などいろんな視点の回答が得られて、それをきっかけにパートナーと子どもの話し合いが進みました!
りんこさん:あの悩み相談の回答は私もとても勉強になりました!ふたりの教室のslackはあたたかいですよね。自分が悩み相談を書くときも整理ができるし、メンバーからのお悩みに返信する時も「自分だったらどうするだろう?」と考えることができて勉強になっています。
パートナーシップはずっと続いていく。だからこそ学び続ける場所に価値がある
ー3人はふたりの教室に2〜3年も滞在してくださってますよね。長期で滞在するメリットを教えてください。
ゆゆさん:自分でも長いなと思うのですが、ふたりの教室に長期で滞在することがメンタルの安定につながっています。パートナーシップ以外にもキャリアや心理学などの勉強会もあるので、ふたりの教室は生きる術を学べる場所です。私はもっと早く入っておけば良かったと思っています!
みなさんのつぶやきや悩み相談を見るとパートナーシップも仕事も頑張ろうって思えて、メンバーと交流すること自体が日々の活力になっています!
hikariさん:わかります!パートナーシップについてよくしていきたいと思っている人がいることが心強いです。
パートナーシップは同棲や結婚、転職や妊娠出産などずっと続くし、ステージもどんどん変わっていくからこそ、長期で滞在するメリットがあると思っています。会員の皆さんも多様なライフステージの方がいるので、「こういうときみんなどうしてるんだろう?」と思ったときにふたりの教室のメンバーがいてくれるのが頼もしいです!
友達に相談をしてもその子個人の意見はもらえるけど、パートナーシップの知識やスキルを学んだ上で実践されている方から客観的な意見をもらえる場所は貴重だなと思います。
りんこさん:その時々のライフステージで違うことに悩むの、わかります。私もふたりの教室でパートナーがいないフリーの時期から、パートナーができて同棲・結婚・妊娠までを経験していますが、プレコンセプションケアや不妊治療のことを助産師さんから学べたことは大きかったです。これからも長くお世話になると思います!
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
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