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アウトプットすること、発信することの重要性について考えてみた。

いま僕は9月末までの1ヶ月半を、実践型インターンシップというものに参加していて、三重県伊勢市で過ごしている。

具体的には、伊勢神宮から徒歩でいける範囲という強いコンテンツを持った空き家を活用して、民泊施設を作り上げる。空き家の物件は、ある企業の社長さん個人のもので、新しい事業として0→1で民泊事業をやってみようというものだ。このインターンシップは、インターンシップをたくさんコーディネートしている会社と三重県の企業が連携して作っているものであり、学びの設計がしっかりとされたインターンシップとなっている。(←大学1,2年生にめっちゃおすすめ。)

基本的な進め方として、朝一日のやること、スケジュールを立て、それに沿って行動し、夜にミーティングをしてその日の事業として、また個人としての達成度、成果、その原因を考えたり、全体に自分の調査や分析をした結果状況などを共有し、フィードバックを受けて、次への対策や行動に繋げるというようなPDCAを毎日回し続ける。

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最近同じ大学の先輩(話したことない人)がブログやnoteで色々書いているのをたまたま読んだのもあり、最近常々アウトプットの重要性を感じているので少し書いてみる。


まず、このインターンシップの1/3を終えてみて毎日のようにアウトプットをするようになった。形態としては、ミーティングで話すこと、googleドキュメントに記録すること。ドキュメントも3つくらいに分けて書いている。あとこれは毎日やるわけではないが、Excelで表にして整理したり、紙に書き出したり、模造紙やpost-itを活用したりする。

毎日やるのは面倒くさい。正直何回かサボったり、省いた。

だから、アウトプットの意味、重要性をしっかり考え直す必要があった。

ここでは僕が考えた、9つのアウトプット、発信をする理由を紹介する。

1. 記録

まず1番分かりやすいのが記録としてのアウトプット。

何をやって何を得たのか。その時どんな気持ちだったのか。記録でもしなければ、大抵のことは忘れてしまう。あなたは1年前の今日何を食べて、どんな気持ちだったのか覚えているだろうか?まず覚えていないだろう。そんなどうでもいい事覚えてるはずがないって?じゃあ過去の大切なことは全部覚えてるのかと言われればそんなこともないだろう。

いつ何を食べたのかなんてどーでもいいと思うが、大切だと思ったことはアウトプットした方が良いと思う。あとから、振り返れるから。ではなんで振り返る必要があるのだろうか?

同じ失敗を繰り返さないため。類似性のある事柄が起きた時に、活かせるから。今後同じことをしようとした時に、1度学んだことはスキップできて、その後から進められるから。

他にも色々あると思うが、要するに後で必要な時に引き出せる、自分にフィードバックができる。これが大切だと思う。


2.  インプットの強化。記憶。

僕は、本を読むと大切なところは読書ノートにメモしているのだが、その作業がなかなか面倒くさい。

だけど、1冊読んだらもう一周読みながら要点を書き出す。これは最終的には結構効率が良いと思う。

だれしもが色んなことを学校や、本、インターネットなどを通して学んでいると思うが、使うためのツールとして、武器を持つために学んでいると思う。自分の武器として装備するために、自分の血となり肉とするために、知識の引き出しを増やす意図があるはずだ。そこで引き出しを増やすために重要なのが覚えること、記憶することではないかと思う。

記憶するという目的を持ってインプットをするならば、アウトプットをするのが良い。人に教えるのが1番強く記憶に残るというのは聞いたことがあるだろう。それもそうだが、アウトプット前提のインプットをすることで、より丁寧にインプットをしようという意識が生まれ(好きな女の子に勉強教える約束したらめっちゃ丁寧に勉強するでしょ!!)、より自分の中でインプットしたことを具体化できる。

後者に関して言えば、テストで点を取ろうと思ってこういう問題が出そうだからここ覚えなきゃだな、と思いながら教科書を読むのと、授業でなんとなく教科書を進めるのとでは記憶に残る量が全然違うのがわかるだろう。(日頃からしっかり授業を受けてる人すまん。伝わらないかも。)

3.  言語化

言語化は僕自身結構難しいと感じていて、自分の頭の中でモヤモヤしてることや、日頃なんとなく考えていることを言葉にすることはぱっとできないし、色々たくさんのことを考えていると頭の中がこんがらがる。

でも、言語化できないと考えていることや感じたことを相手に伝えることが出来ない。

相手に自分の考えを伝えられないとか、自分の考えを視覚化できないと、考えたことが「なんとなく」とか「雰囲気こんな感じ」で終わってしまうので非常にもったいない。

1つの考えとして、言語化できないのは、単に頭の中を整理する力が足りないのだと思う。

そして、言語化する力はたくさん言語化することで鍛えられると思うから、どんどん言語化してアウトプットする必要があるのではないだろうか。


ちなみにもう1つあるのだが、言語化するには、明確にその事象を理解、把握する必要がある。

言語化できないと、その事象に対する理解がまだ浅かったり思慮が足りなかったりすることがわかるので、言語化は事象に対する理解度の尺度になる。

※言語化に関して言えば、ツイッターとかインスタで備忘録とか書いてみるのがいいかも。、ツイッターなら文字数制限あるから、ちょっとで良いしまとめる力もつく。

4.  頭の中の整理

これは言語化にも繋がっているのだが、頭の中の整理としてのアウトプットがある。

頭の中の物を吐き出すときに、相手に伝えることを考えると、わかりやすくアウトプットしなければいけない。つまり、物事を体系的にまとめて吐く必要があり、その過程で頭の中を整理する必要性が自然と出てくる。従って、アウトプットをすることで、頭の中を整理する力がつく。

5.  考える

僕はよく本を読むのだが、本を読んでいると自然と考える時間が生まれる。それは、1回読んで理解できなかったことを読むことを止めて考えたり、内容を自分に置き換えて、自分だったらどうするか考えてみたりという感じだ。

この考える時間というのが、理解や、自分の考えを深めることに繋がるのだが、アウトプットする場合も同じだ。アウトプットをするときに、もう一度調べ直したり、表現方法や比喩を模索したり、(今もどんな時に考えるか考えている。笑) 考える時間が自然と出来る。考える癖や、考える力は何をするにも大事だと思うので、この時間を作り出すためにもアウトプットは重要なのではないか。

6.  学びが増える

これは考える時間が出来ることにも繋がるのだが、アウトプットしてると、「あれ?なんでこうなるんだっけ?」とか、「これってどういう歴史でどういう成り立ちなん?とか」なんで?どうして?ってなることがある。疑問が湧いてくるのだ。疑問が湧くと、次の学びに繋げることができる。連鎖的に学ぶことで知識が増える。

さらにインプットが増え、アウトプットが増え、インプットが増え、と良い連鎖反応が起きて循環する。

つまり、学びの強化という点でもアウトプットは良いだろう。


7.  フィードバック

アウトプット、発信することで、自分と考えの違う人や、自分よりも理解、考え、知識が深い人からフィードバックが受けられるようになる。

自分の成長が自己完結型でなくて他人を巻き込んだ形で行われるようになるのだ。

上には上がある。ということわざがあるように、(上には上がいる。は正式には違うらしい) いくら自分で知識を入れたり、考えを深めてもさらにすごい人は大概いるもので、そういう人がフィードバックやアドバイスをしてくれると一気に自分のレベルが上がる。そのような人に自分のレベルを伝え、必要知識や経験値を把握するためにもアウトプットは有効であると考える。


8.  影響力

最近インスタグラマーやyoutuber、インフルエンサーなど、影響力を武器にしている人達が活躍している。

僕が好きなのが、プロ奢ラレヤーという人なんだけど名前の通り、人に奢ってもらうことで生活している。なんでそんなことが可能なのかというと、この人は面白い思考や発想力、知識を持っているから奢ってでも話したいという人や、プロ奢ラレヤーに奢ったぜぃ!と自慢したい人などが集まってくる。情報発信のコンテンツも面白いために、ツイッターのフォロワーも何万人もいて、影響力を持っている。さらに奢ってくれる面白い人から得た情報でプロ奢ラレヤーがもっと面白い人になる。そしたらさらにプロ奢のコンテンツが面白くなる。人が集まる。という循環が起きているようだ。

そもそも最初に影響力ないと、いくら面白い人いてもその循環回り始めなくね?と思ったと思うのだが、その通りだ。その影響力を最初に持つためにやはり発信力が必要になってくる。

9.  マネタイズ

インターネット社会になってから30年程経つ現在、アフィリエイトだなんだと情報をwebにアップする人がものすごい多い中で、web上に言語化されていないものはあんまりないんじゃないかと思っていた。

しかし、今回インターンシップのプロジェクトで様々な情報を必要として調査をする中、「あの情報はwebにない。」とか「この情報全然まとまってない。まじ分かりにくい」とか少し調べるだけでいくつも出てくることがわかった。それに加えて、僕らのチーム独自の視点で考えたことや、発見したことを発信することで役に立つ人は沢山いるはず!!という風に感じた。

世の中のことを何も知らない、いち大学生が生まれて初めてのプロジェクトでコンテンツにできるものを見つけたので世の中何をやっても見つかるのだろう。

これからの時代、収益源のポートフォリオを組んで、リスクの分散をすることは大切なことだと思う。そして、情報革命の恩恵によりたった1人でも(会社というものを通す必要がない。)お金を稼ぐ方法はいくらでもある。らしい。(僕は全然思いつかない。)その1つの手段としてのマネタイズに結びつけるものとして、発信力を鍛えることは重要だと思う。だから、アウトプットは大切なのだ。


ひろすけ















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