エディスリマンを仮想敵にする、ラフシモンズや山本耀司推しな意識高い系ファッショニスタ

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※画像はVOGUEのサイトより

かつてエディスリマン信者だった人がアンチ・エディスリマンに転じてる気がしますね。
厨二病を一番ヒステリックに叩くのは、つい昨日まで厨二病だった人だから。

デザイナーがフィービーファイロからエディスリマンにかわったセリーヌの最初のショーは、Twitterのファッショニスタ(Twitterで声が大きいファッション村と揶揄される界隈)たちからの評価は芳しくなかったですね。

女のフィービーファイロがせっかく更新した新しいモダンな女性像を男のエディスリマンが変わりばえしないいつものスタイルに後退させた、みたいな。
昨今流行りなポリコレやフェミの棍棒で殴ってきましたね。

でもバッシングされたファーストコレクションから修正して、ここ数シーズンでうまくセリーヌに合わせてきたのでは?
いつものエディスリマン節でありつつ、セリーヌというイデオロギーを新味としてうまく取り込んでる。

まあセリーヌの服のオリジンなイメージって元々無く、せいぜい90年代後半から00年代前半にセリーヌのデザイナーをしていたマイケルコースがほぼセリーヌの服のイメージという感じで。

ファッションデザイナーが起業したブランドならともかく、元々靴屋や鞄屋だったブランドがブランディングの為に後から始めたアパレルラインには、あまり明確なイデオロギーというものは無いんですよね。

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