調香師マンガ〜グラースへの道〜第一部
さて、存在しない調香師マンガのあらすじ紹介、第二部は修行編です。
序章はこちら。
主人公の薫は、高校を卒業すると上京し、以前老舗の日系化粧品企業で調香師をしているという老人を見つけ出し、何とか弟子入りに成功します。
「トップノート‥って何ですか?」
「なに?お前はそんな事も知らずにきたのか?そもそも香水にはトップノート・ミドルノート・ベースノートがあり‥」
ほぼ学習漫画ですね。このシーンにはおなじみ香りのピラミッドが出てきます。
このあと、調香の直前に山盛りラーメンを食べて、師匠の鉄拳制裁を受けるというお約束(?)のシーンもあります。胃の中に匂いのするものが入っていると嗅覚が鈍るので、怒られるのは当たり前ですね。その後薫は反省して、絶食して感覚を研ぎ澄ました状態で調香します。あと香料をひたすら暗記したり、フランス語覚えたりとか。受験漫画か。
そうこうしているうちに、調香師としての基礎を身につけた薫は、世界最大の香水メゾンであるラーゲンが、後継者を探すために若手の調香師を集めているという噂を聞き、師匠の元を出てパリに旅立ちます。
最後に薫は師匠に聞きます。
「どうして師匠は自分のことを、調香師の資質があると思ってくださったんですか?やっぱり鼻ですか?(←最初に無茶な香料当てクイズを出されて見事正解した)」
「ふん、そんなもの、訓練すれば誰でも身につくわい。大事なのは好奇心じゃ。お前の鼻がいくら良くても、普段から周りの香りに気を配っていなければ、あの問題には答えられなかった。お前の好奇心はなかなかのものじゃぞい」
第二部、対決編(@パリ)に続きます。
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