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ワークショップの開き方(東京編)


数年前に指導頂いている先生に背中を押されて、ワークショップを何回か開催した事があります。
少人数のワークショップは、全員向けのテキストに沿った座学と違って、受講者にあわせて、受講者がやりたいことを教えられるので非常に有効な方法かなと思います。その時に気づいたことなどをまとめてみます。


何のワークショップを開くべき?

私は、グラフィックデザインの専門家でベテランですので、何も苦労はしていないのですが、「人に教えられる事なんかない!」と悩む人もいるでしょう。大丈夫です。道案内と思えばいいのです。
「私はまだまだ新米で、その道の専門家に比べたら自信もないし……」その気持ちはわかります。

でも、「道案内」だと考えたらどうでしょう?タクシードライバーでもないあなたでも、「すみません、行き順を教えてください」と尋ねられた旅行者に、道を教えることはできるのではないでしょうか?(東京だと乗客に道を聞くドライバーもいますけどね(^_^;))

その感覚で、近道、回り道色々あっても、嘘や間違いでなければ、旅行者の方を目的地に案内できますね。受講者の方も、「どう進めばいいのだろう?」と道に迷っているのです。博識で「そっちは危険な道、こっちは遠回りだよ」とか言えるならいいのでしょうけど、一つの道筋しかしらなくても、案内はできるはずです。

ただし、質問されてその場で答えられなくても、持ち帰って調べて後日返答をすることは大切です。「その場でできること」を相手に事前にしっかり伝え、「時間と料金」もしっかりと伝え取り組むのは大事です。少人数だと、雑談になって大切な時間を無駄にしてしまったり、あれこれ難しい質問ばかりぶつけられて、それの回答で時間を費やすというのは良くないです。


まず前日までの、テキストや資料があるなら下準備、簡単でも予行演習、事前に「どういったことを習いたいか?質問はあるか?」と受講者への聞き取りが大事です。また無料ワークショップは、無料だけに気軽に申し込み、気軽にドタキャンする人もいます。当日、前日に案内メッセージを送ることで、忘れている人へのアラーム、ドタキャン予防になります。


どこでいつ開くべき?in東京

これは、残念ながら私も世界中くまなくわかるわけではありません。地方と東京では交通網や距離感も違います。なので東京に限定します。東京のセミナーでも価値を感じている人は、沖縄や西日本から遠征して交通費を払って参加されています。頭が下がります。

ロケーション(撮影会、料理会等)など特殊事情がなく、テーブル席で一般的なパソコンやメモノートを使って、インターネットも使えるというワークショップ。おすすめは、もう1択です。

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【注意事項】yahoo RODGEをおすすめしていましたが、ここをみられたのか運営から注意を頂きました。
ヤフー株式会社LODGE運営スタッフです。
LODGEの利用に際しては、有料イベントの主催を禁止しておりますが、
こちらで募集されていることを確認いたしました。
恐れ入りますが当日お越しになっても開催を認めることはできませんので、
LODGEでの開催を見送る、他の施設へ会場を変更するなど、
適切にご対応いただきますよう、お願いします。
今後、もし同様の有料イベントの募集または実施を確認した場合は、
以降のLODGE利用を許可できなくなりますので、ご承知おきください。
お願いしたいこと
LODGEを会場として想定している、
・開催日程が確定しているイベントの、会場変更もしくは中止
・開催日程が確定していないイベントの、リクエスト募集ページを削除
本件に関するお問い合わせは、
info-lodge@mail.yahoo.co.jp
宛に、お願いします。
以上、よろしくお願いします。
Yahoo! JAPAN オープンコラボレーションスペース「LODGE」
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*公式サイト https://lodge.yahoo.co.jp/
*公式Facebook  https://www.facebook.com/yahoojplodge
*ご利用のルール https://s.yimg.jp/images/lodge/v1/docs/agreement.pdf
*お問い合わせ先 info-lodge@mail.yahoo.co.jp
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ということで、こちらのサイト打ち消し線もいれられないので、ママいきとしますが、RODGEはダメなようですねえ。以下のRODGEの記事は無視してください。

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Yahoo RODGH

紀尾井町なので、最寄り駅は赤坂見附や永田町です。東京でも中心部ですので、横浜、千葉、さいたま、多摩、どこからも遠すぎるとはならないでしょう。

そして、利用料0円

経費がかからないのは良いです。フリーwifi完備、電源多数(延長コード無償貸出)、ドリンク軽食も完備(持ち込み飲食OK・休日は自動販売機)、セキュリティ完備(のため入館に各自身分証明証の提示が必須です。)コピープリンタ完備したかは未確認ですけど、入れたのじゃないかなと思います。(すみません)広大なフロアー。

ただ、入館方法が昔は警備の方に身分証を提示して書類に書き込めばよかったのですが、今は面倒で、事前に来場者に以下の周知をお願いすることになります。
(1)Yahoo JAPAN IDでのログイン (なければ作成してもらう、スマホもPCも使わない人は残念なことに)
(2)LODGE入館システムへの事前登録(身分証明書と照合用/顔写真登録で証明書不要)なお、入館時にIpadカメラに発行されたQRコードをスキャンする必要があります。私のように、PC+ガラケー(ネット未使用)の人は、PC持参して受け取ったQRコードを提示する必要があります。参加者への事前の連絡を忘れないようにしましょう。
(3)写真登録していない人、初めての人は免許証など身分証明証が必要です。

と来場したみなさんが絶賛して、メリットばかりかと思うYahoo LODGHですが、
【デメリット】
•かなり五月蝿いです。(RODGHは図書館のような勉強や読書のスペースでなく、コミュニケート、コラボレートのためのシェアスペースです。)休日はイベントやセミナーも頻繁に開かれます。

•土日などは席の確保のため、開場時刻に行ってテーブルを確保しないといけません。1時間でテーブルは埋まってしまいます。また、個室のPJルームというのがありますが、予約可能なのが前日からのみネット予約のみで、しかもキッチリ2時間までという制限です。ワークショップが少し延長したとかも次の人達に迷惑をかけますし、予約も前日のみ予約なので取り合いの末、取れないケースもあります。ただし、PJルームは大型モニタやホワイトボードもあります。(機材が空いていればテーブル席でも使えます。)

•いろんな人と出会ってしまうので、極秘ワークショップには向いていません。


時間帯としては、以前アンケートをとった事がありますが、会社務めの人、自営業の人、主婦まったく自由になって参加しやすい時間が違います。ターゲットを絞りきれないワークショップだとしても、少人数である程度参加見込み者が見えているなら、その人たちが参加しやすい時間帯(勤め人なら土日や夕方以降など)を考えましょう。サッカーや野球の代表の試合があったり、他のイベントとぶつかりそうだったりという事も調べましょう。時間があわないとどんなに積極的に勧誘してもダメなことが多いです。


どこで案内すべき?

色々なワークショップやセミナー案内サイトがあります。色々補完機能があるサイトを紹介します。

ストアカ
ワークショップ開催に一番適しているサイトだと思います。決済機能あり。レビュー機能あり。

meetup
毎週開催するサークルなど、グループでのワークショップを管理するサイトです。単発のイベントやワークショップには向いていません。利用料がかかります。SNSに近いので、SNSでも代用可能ですが、meet upでイベントやサークルを探している人が多いので、こちらでグループ運用する価値もあります。

Peatix
どちらかというとIT系っぽいですが、そこまで偏って無く色々なイベント、ワークショップの登録が可能。チケット決済機能、グループ機能、コメント欄などあります。

他にもこくちーずプロ、Doorkeeperなど沢山の告知サイトがあります。集客が無い時はSNSも含め多数の露出も大事です。

それ以外に、私が教えられたことで【自転車のかご効果】という物で、最初の一人になるのに抵抗があるケースは、「既に他に参加者がいるから、このXXXな感じの講師と私の二人っきりにならない(安心)」と参加者が既にいることを提示して参加ボタンを押しやすくする手法です。でも、ヤラセは禁止しているサイトもありますし、それはあまり誉められた手法でないので、お友達に参加を協力して貰ったりが良いでしょう。

それ以外に、前回の開催時の写真(顔出しNG なら背中から)、ワークショップを受けると「どう導かれるか」「どんな人に向いている講座か」「お客様の声」をしっかり記載する事も大事です。
事務的な講義内容で、講師の笑顔写真すら無い情報では、よほどの物でないと、新参者は参加しにくいでしょう。

開催したら、しっかりアンケートを記入してもらい、受講者の希望やワークショップの評価を確認しましょう。


なにより少人数ワークショップは、コミュニケーション力が大事です。「ようこそ、はじめまして。○○です。今日はよろしくお願いします!○○を一緒にやっていきましょう!」と、自分から挨拶できない人は講師はできません。

そして少人数だから、「上手く出来ていますか?」「あ、それはそうやると上手くいかないです。ちょっとやってみますね」という指導が生きてきます。必要と感じる人は、2回目、3回目と申し込んで頂けます。

まずは、やってみることが大事ですね!

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