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Try To Fly

死のうとした。
時にあること。
首くくろうとする、油を頭からかぶってライターを手にする、高所に登る、薬の大量服薬。
昨夜は、包丁。これも、何度もあったこと。喉を突けば。刃物をからだに突き付けた。鋭い切っ先の感触。覚えている。


きっかけはいつも同じ。
いつも同じ。
だから、私は一人で生きたい。
そうしたら、孤独が私を護ってくれる。
きっと。


ゆかで起きたら、綺麗に整頓された部屋。覚えている。
きちんと書き直された、封書入りの遺言状。覚えている。ウィスキーの残ったグラス。覚えている。
きっかけはいつも同じ。
近しい家族が、私のこころを殺すから、従おうとするだけ。


本当は、端から彼らを殺して回って、刑務所に入ろうとした。
まず、電車に乗って元夫を。午後10時。それから家族。
そう、元夫を。
私たちは、近過ぎたし、いまなお。
でも、なら、私が死ぬ方が早いではないか?彼等とおさらばできるなら。
カンタン。
きっかけはいつも同じ。

いつも同じ。悪いのは、いつもあなたじゃないよ。いつも傷つけてるのは、私なの。だからあなたは私を恨み続ける。心の底では。いつまでも永遠に。


午前5時に起きた。ああ、仕事に合わせて起きられるようになってるわ。
私は白い服を着ていた。いちばんお気に入りの。覚えている。
髪には、白い花のかみかざりをつけていた。
綺麗に化粧したままだった。ひどい顔になっている。老いて。
燃え尽きた蝋燭の入ったキャンドルスタンド。
そばには、いつものように。そう、いつものように。
恋人の写真。手に取る。手に。あなただけは守る。何があっても。


あんなに満たされしあわせでいた昨日の夜明け。恋人と神さまを感じていた。
普通なら、普段の私なら恐れ失望して逃げていたからだの病らしき痛みに、勇敢にものんきに立ち向かった。ほほえみすらして。
これまでになかった私で。
なのに、私は、死にたくなった。
こころが、殺されたから。
そんなものが入った肉体、誰が要る?私は、要らないわ。


そして、また、死にきれなかった。
いつも同じ。
境界性人格障害の特徴。
死ぬと喧伝してから、死にきれない。
だれかきづいて たすけて しにたくない でもしにたい


まず祈ったのは、いつものように、恋人の無事としあわせ。
こころはからっぽで、でも、それだけが入っていた。


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恋、書くこと、お酒とたばこ、お花、音楽とダンス三昧の新米清掃業パート。のんきに優雅にげんきよく。そして、今日を大事に無事に笑顔だよ!

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