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【「藝人春秋」書評】「私が選んだ3冊」BY赤江珠緒

『通販生活』2013年秋冬号より

 最後の一冊は、水道橋博士さんの『藝人春秋』です。

 博士は「芸能界」という特殊な世界に潜入したルポライターとでもいうべき存在で、北野武さん、石倉三郎さん、古舘伊知郎さん、甲本ヒロトさんなど博士が愛して止まない濃厚な人物たちに深く鋭く迫ります。

 以前、ラジオ番組にゲスト出演してくださったことがきっかけで読んだのですが、人に対する掘り下げ方がすごい。

<ポール師匠は、テレビタレントとして、ホラ吹きキャラで見栄とキザで売ったため軽佻浮薄に見えたが、実のところ品格のある文章の達筆で記す文人であった>

 例えばこんな一文が、「指パッチン」で固定されていたポール牧さんのイメージを一新していきます。

 私も仕事柄、多くの方と接する機会がありますが、
 「私はこの人の一面しか見ていないのではないか」と感じたんですね。
 芭蕉の「秋深き隣は何をする人ぞ」ではありませんが、この本を参考にまわりの人の“違った一面”を探ってみるのも面白いと思います


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【『藝人春秋』は永く読み継がれて欲しい一冊です】


WEB版「はかせのみせ」で通販中。


https://hakasenomise.official.ec/


『藝人春秋①』文庫版 

(ボーナストラック)


 ・『2013年の有吉弘行』



(文庫解説)


 ・オードリー・若林正恭
 

 押印サイン本をおまけ

(変装免許証ブロマイドor缶バッチor江口寿史シール)
 
 付きです。

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著名人書評 ⬇


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