見出し画像

オンラインでのチーム開発

この記事は mast Advent Calendar 2020 7日目の記事です。
6日目はさくらさんの「大学生のうちにキャパを知っておくといいって話」です。

この記事では、オンラインでチームハッカソンを行う際のコツみたいなものを紹介しようと思います。開発のコツというより、オンラインでどうやるか、みたいなところに焦点を置いています。

はじめに

去年の春、バ先で知り合った数人でつくバーチャル @TsukuVirtual というVRサークルを立ち上げました。
普段はVRゲームで遊んだり、LTをしたり、たまにハッカソンをしたりしてます。
ありがたいことに今年メンバーがたくさん入ってくれて、今では15人近くなりました。

ちなみに、今年加入したメンバーとはVRChatでしか会ったことがないので、姿形を全く知りません。
個人的にはVRサークルっぽくてとてもいいと思ってます。

サークルハッカソン

つくバーチャルでは活動として、長期休みにハッカソンを行ってきました。
参加者全員で一つのゲームを作る、というものです。

第1回は今年の春休み。初めてだったこともあり、non-VRのPCゲームを作りました。こちらから遊べます。(スマホ非対応)

3回目は9月に行いました。異世界転生した勇者が魔界を滅ぼしてしまうので、それを防ぐために現世で勇者が死ぬのを防ごう、というVRゲームです。
(動画50秒〜)

Cluster GAMEJAM 2020

clusterというマルチプラットフォームのバーチャルSNSです。
そこで動くゲームワールドを作成するというハッカソンで、230ものチームが参加していました。

後輩たちがUnityに慣れるいい機会だと思って参加したのですが、何と「HTC JAPAN賞」をいただきました。

授賞式をボーッと見てたら自分らの名前が出てきてかなり焦った記憶があります。
作成したワールドはこちらから。(スマホ・PC・PCVRで遊べます)

オンラインハッカソン

流行病の影響で、上記のハッカソンはすべてオンラインで行ったのですが、どの回も比較的スムーズに進めることができました。
その要因として考えられる点、こうすればもっと良かっただろうなという点について軽く紹介していこうと思います。
前置きが長くなったので本題へ。

Discordで画面共有

作業中は常に通話を繋ぎ、画面共有をしていました。
ハッカソンでは役割分担が重要で、「誰が何をしているか」を各々が把握している必要があります。
画面共有することで、手軽に相手の状況を確認できます。
相手の手間を取らないのも良い点です。

何かを教えるということもとてもやりやすくなります。
 自分の画面を見せて手順を説明したり、
 相手の画面を見ておかしなところを探したり。
言葉だけで状況を説明して、言葉だけで解決方法を模索してという、
とても大変なうえコミュニケーションエラーも起きやすいやりとりをなくせるのは大きいです。

また、特に初心者の場合。
本人は問題ないと思っているため相談なく進めているけれど、とても効率が悪かったり、よくない実装だったりすることがあります。
画面共有をすることで、そういうのにも気付けたりします。

定期的に状況を確認するというのももちろん有効だと思います。

よくやる手順をまとめておく

例えば

commit → push → Pull Request → Merge

Fetch → Checkout → Pull → Branch作成

といった手順はGitHubでの共同開発でよく行いますが、慣れていないとどうしたら良いかわからなくなりがちです。

事前にマニュアルを用意しておくのがベストです。
サークルであれば今後も活用できますしね。
そうじゃない場合は、簡単にでもまとめておくと手間が省けます。
参考になるサイトへのリンクを貼っておくだけでもいいと思います。

Issueを活用する

「やることは終わったけど、次に何をしたらいいかわからなくて何もしてない。」
という状況が発生しうるのですが、この時間はとてももったいないです。

定期的に必要な機能・タスクをリストアップして、GitHubのIssueに並べておくと良いと思います。
時間がない中Issueなんてたててられない、となるかもしれませんが、時間がないからこそ、何が必要かをしっかり吟味して、優先順位を立てる必要があると思います。
行き当たりばったりで完成せず、提出できない、というのが一番悲しいです。

もちろん他のタスク管理サービスでも良いのですが、使うサービスはあまり増やさないほうがいいと思います。

もちろん定期的に声をかけるのも有効です。

まとめ

- Discordで画面共有
- よくやる操作はマニュアル化
- GitHubのIssueを活用しよう

サークルハッカソン、とても楽しいので是非やってみてください。
あ、あとつくバーチャルはいつでもメンバー募集してます。気軽に連絡ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?