見出し画像

1 on 1で人材・組織開発のレバレッジを掛けていく-良い1 on 1とは何か考える-

先日ALL Stars SAAS fund のPodcastを聞いていて、
スタートアップは、人材開発を専門に行う人事機能を持つ余裕がないので、
良い採用とオンボードをした後は、1 on 1でレバレッジを掛けていく
という言葉を聞き、たしかに!って思うと同時に、じゃあ良い1 on 1とはなんだろう?を改めて調べて考えてみました。

1 on 1をする側も受ける側もぜひこういう1 on 1だと良いっていうのを自由に意見交換したいなと思っています(https://twitter.com/sugnchi)

私は、ファインディというスタートアップの社長室で働いており、試行錯誤しながら、組織全体を強くする攻めのコーポレートを担当しています。
先日、人事の目的について記事を書いてみました。こちらも合わせてご一読いただけると嬉しいです。https://note.com/suguru_kawashima/n/n71789a6ff09f

1 on 1の目的

メンバーと信頼関係を築き、モチベーションの向上やその成長を促すこと

シンプルに言うと、これに尽きる。
今の1 on 1は、本当にこの目的が果たせてるのか

常に自分自身に問うことが大事

良い 1 on 1

・終わったあとに、双方がこれからやることが見えていて、すっきりしている状態
・開始に、この場は、何のためか?がすり合わせできてる
・過去の話ではなく、未来の話ができている

画像1

参考:https://agenda-note.com/career/detail/id=3714

良くない 1 on 1

・メンバーが、この時間無駄だなって思う
・意味のない雑談(雑談が悪いわけではなく、双方が良い関係性を作る場になってるなら良し)
・進捗確認しているだけで、未来へのアクションや学びが少ない

リーダー以上の方が気をつけること

・進捗は、週報やSlackのテキストベースで確認する
・日報週報から読み取れない情報(unmet needs)を取りにいくのが、1 on 1のカギ
・毎週本当に必要?→健康なら、2週間に1回でいいかもしれない
・マニュアルではなく、個別化

あくまで、メンバーのためなので、個別最適化が大事
ニーズはヒトによって違う

また、自分のことさらけ出してますか?
自分が開示しないと、相手は自身のことを話さない。

メンバーの方へ

・1 on 1を自分のために上手く活用できているか
・上司を使うのも大事。必要な情報を自分から取りに行く
・目的を上司とすり合わせ、有意義な時間にしていこう

この方のツイートが素敵でした。

画像2

1 on 1は、双方向のコミュニケーション

・する側、受ける側といった書き方はしていますが、あくまで、「1on1は上司から部下にするもの」というよりは対等な関係性を基本としてお互いに気になっていることや期待していることを伝えあうものが本質

目的に立ち戻ると、1 on 1の時間が、より働きやすく、目標を達成するために何をすればいいかわかり、感じている疑問や不安を伝え解消できる、そういう場になってればいい

どういう 1 on 1が、自分にとって大事ですか? 
自分が気をつけているコツはありますか?

これが正解!てものはないので、自分にとって最適な1 on 1を、常に相手のことを考え抜いて、より良いものにしていきたいですね!

とあるブログからの抜粋

・1on1は急成長期(エンジニア数~15名)あたりから始めていくべき
・1on1のメリット
  - メンバーと向き合うことで、悩みや困りごとに早期に気づける
  - 会社の方向と本人の目線のすり合わせができる
  - 目標設定をベースにフィードバックを行える
・1on1の4つの型(fromエンジニアのためのマネジメントキャリアパス)
  - To-Doリスト型
  - キャッチアップ型
  - フィードバック型
  - 経過報告型

1 on 1を学ぶためにおすすめのマネジメント本

「シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識1on1ミーティング」
・1on1の必要性、1on1で何を話すべきかが体系的にまとまっている
・1on1の質問・伝え方例一覧が巻末にある

「ヤフーの1on1」
・1on1における上司のロールとしてはコーチング的な要素強い
・1on1の改善事例、サクセスストーリーが漫画・会話形式多く書かれている
・コミュニケーションの細かなテクニック・Tipsも多く書かれている

参考になる本は他にも色々ありますが、伝えたいメッセージはだいたい似通ってくるかと感じました。
参照: https://blog.toshimaru.net/1-on-1-book-memo/

代表との1 on 1で心がけていること

自分が受ける立場として、気をつけていることです。
・何をやったかの報告じゃなく、何をすべきかの未来の話をする
・山田さんが、山田さんがやるべきことに時間を割けているかを理解する時間に使い、自分自身が巻き取れるものを探す
・山田さんの頭を整理する時間に使う
・全社レベルで今やるべきことトップ3の整理

事業価値を最大化させるには、トップにトップの仕事をさせ、トップから余計な仕事をいかに取るか、を意識していました

メンバーと信頼関係を築き、モチベーションの向上やその成長を促すことが、1 on 1の本質なので、そこを忘れないように自分自身に問い続けようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?