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第33回将棋ペンクラブ大賞、決定

 
 酷暑の7月17日に、神保町にて、第33回将棋ペンクラブ大賞の最終選考会を行いました。
 午後1時半より、およそ4時間ほど、最終選考委員の3名による選考が行われ、以下の作品に賞を贈ることが決定しました。

「受賞のことば」および最終選考会での詳細な選考過程・討議内容については、9月発行の将棋ペンクラブ会報秋号に掲載されます。
 
 
【観戦記部門】
 
大賞
椎名龍一さん 「第78期名人戦七番勝負第1局」 豊島将之-渡辺明 (毎日新聞)
 
優秀賞
上地隆蔵 さん「第10期女流王座戦五番勝負第1局」 里見香奈-西山朋佳 (日本経済新聞)
 
 
【文芸部門】
 
大賞
樋口薫 『受け師の道 百折不撓の棋士・木村一基』 (東京新聞)
 
優秀賞
奥泉光 『死神の棋譜』 (新潮社)
 
 
【技術部門】
 
大賞
あらきっぺ(荒木隆) 『現代将棋を読み解く7つの理論』 (マイナビ出版)
 
優秀賞
高野秀行、岡部敬史、 さくらはな。 『「初段になれるかな」大会議』 (扶桑社)
 
 
【特別賞】
 
株式会社 文藝春秋

※特別賞の理由 ………… 多くの「観る将棋ファン」に喜ばれ支持された以下の雑誌・書籍の出版・コンテンツの提供を行ったことに対して。
 
Sports Graphic Number 1010号 藤井聡太と将棋の天才。
Sports Graphic Number 1018号 藤井聡太と将棋の冒険。
文春オンライン 「観る将棋、読む将棋」
文春ムック 『文春将棋 読む将棋2021』
文春ムック 『阿川佐和子のこの棋士に会いたい』
オール讀物2021年2月号 「将棋」を読む
週刊文春 連載「師匠はつらいよ」(杉本昌隆八段)の企画立案
 
 
最終選考委員
木村晋介(弁護士・作家)、西上心太(文芸評論家)、所司和晴(棋士)
 
 

書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。