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インナーマッスルの役割

「インナーマッスルって、そもそもどんな役割があるの?」

疑問に思ったことはありますか?

「体を痛めずに運動したい」
「体を健全に保ちたい方」は
インナーマッスルの役割を知っておいてほしいなと思います。


インナーマッスルの役割
インナーマッスルの役割は簡単に分けると3つあります。

関節を安定させる

インナーマッスルは関節を安定させるために重要な役目をしています。

関節の近くにあるので、大きな力を発揮することには向いていません。(体を大きく動かすなど)

インナーマッスルは骨を回転させる方向よりも、関節を中心に押さえる力が働きやすいです。そのため、関節の安定に働きます。

例えば、股関節のインナーマッスル外旋六筋(がいせんろっきん)。

竹ブログ、股関節、外旋六筋全体

色が付いているのが、股関節のインナーマッスル外旋六筋です。
お尻の方にインナーマッスルがあります。

外旋六筋は骨を回転させるだけではなく、
(下図でいうと、骨頭を外旋させるだけではなく)

股関節安定-2

骨頭を中心に引き寄せて「安定」させます。

例えば、インナーマッスルが柔らかすぎてルーズだとグラグラして
股関節が安定しない、ということが起こってしまいます。
硬すぎるとあまり機能していません。

また、体は関節包(関節を包んでる膜)や靭帯、インナーマッスルと連続性を持っている筋肉が多いです。

運動のときに関節包や靭帯が挟まってしまうことを防止する役目もあります。
筋肉の張力と共に、関節包・靭帯を緊張させて、関節を安定させる役割も考えられています。


運動を微調整

インナーマッスルは、作用とは逆方向の運動の時にも働いていることがあります。
本来の作用とは違う方向にも活動して、運動を制御しています。
関節の安定と共に、運動を細かく微調整しています。


感覚のセンサー機能

筋肉の大きさは、アウターマッスルよりも、インナーマッスルの方が小さい傾向にあります。
ですが、筋紡錘(きんぼうすい)という筋肉の長さを感知するセンサーの密度が、インナーマッスルは高い傾向にあります。

やまはた伸張反射-2

筋紡錘は筋肉の繊維にグルグル巻かれています。
運動によってインナーマッスルが伸張されると、筋肉の長さの変化をセンサーが感知。
その情報をもとに、関節運動の制御や、バランスの調整をしていることが考えられます。
こんな機能が備わってるなんてすごいですよね。

インナーマッスルは
関節を正しい位置に固定(安定)させて運動ができ、バランスを調整。影でサポートしています。
体を健全に保つには、インナーマッスルの働きはとても重要です。
インナーマッスルトレーニングはどんな人にとっても大事なトレーニングです。


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