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【今週の自戒】幽霊社員になるな!と言われたことを思い出す

【今週の自戒】
幽霊社員になるな!と言われたことを思い出す

写真の自らの足元を見ないものを幽霊という
時節柄いいですね。
社会人になって早い段階で、
当時の上司、ありがたくも厳しい上司から
『杉浦!幽霊社員になるな!』
と言われたことを思い出しました。
当時の上司からすると頼りない私に
もっと存在感ある仕事をしろよ、という
戒め、叱ってもらえていたのだと感謝しています。

その後の会社員生活で、
引き継ぎ、前任者の踏襲の場面に
『前の担当者の名前ってなんだっけ?』と
言われることがあるたびに、
仕事に向き合い、記憶に残る関係性
喜んでもらえる存在になろう
幽霊社員にならないように頑張ろうと。
足元を見つめてコツコツやっていこう。
そんな風に思っていました。
まさに見ないところ根っこを大切に
派手なことをやっても続かない。

よく言ったもので
根も葉もないとは言いますが
葉も根もないとは言いません。
根が先が当たり前。。。

外資系有名投資銀行
外資系有名コンサル会社
私は出身ですという方にも多数会ってきました。
よくよく聞いてみると
その有名会社に入社しただけの人も
結構多い。
まさに根っこのない人
花や葉っぱが綺麗でも所詮は一瞬のこと
幽霊のように吹けば消えていく。
コツコツでも根を張っていける人に。
今週もよろしくお願い申し上げます。

【自ら彊(つと)めて息(や)まず】
藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…

オーストラリアのエアーズロックは高さ三百四十八メートル、周囲九・四キロの巨大な一枚岩でできており、朝に夕に色合いを変える神秘的な景観は広く知られている。
十年以上も前になる。このエアーズロックに登った。
その折受けた鮮烈な印象が、いまも胸の奥に焼き付いている。
岩につけられた道を辿って登る途中だった。

ふと見ると、傍らに小さな花が一輪咲いていたのである。
美しかった。
なんという花なのかは知らない。
種が鳥に運ばれたものか、風に乗ってきたものか、僅か二、三ミリの岩の割れ目から細い茎を懸命に伸ばし、小さな花弁を精一杯広げていた。

あたりは乾燥地帯で空気は乾ききっている。
かんかん照りの日差しが容赦なく降り注ぐ。

そして岩の地肌。
植物の生育にこれ以上の悪環境はあるまい。

与えられた環境の中でひたすら生きるものは美しい。
私は命の本質に触れた気がして、こみ上げる感動にしばしわれを忘れた。

『易経』にいう。
「天行は健なり 君子は自ら彊(つと)めて息(や)まず」

天の運行は一瞬も休まず、止まることがない。
日月の運動も春夏秋冬のめぐりも、すべてそうである。
気分が乗るとか乗らないとか、暑いとか寒いとか、都合があるとかないとかで滞ったりはしない。

粛々とただひたすらに運行する。
この天地の大徳の現れである人間もまた、そうでなければならない。
環境がどうだろうと条件がなんだろうと、天の運行のように、自ら彊めて息まず与えられた命をひたすらに生きる。

それが命の本質であり、命を躍動させて生ききることなのである。
これは天が人間に託した根源的メッセージであると思う。

自ら彊めて息まず・・・古来から多くの人がこの言葉に発憤し、自己研鑽の道に勤(いそ)しみ、命を躍動させた。
私たちも天真(てんしん)を発揮させるべく、人生を突き進んでいきたいものである。

『小さな人生論2』致知出版社

「自彊不息(じきょうや)まず」という、易経の言葉がある。
自らすすんでつとめ励んで怠らないことをいう。
いくつになっても、常に、努力し、勉強し続けることだ。

論語の中にもこういう言葉が出てくる。「無倦(むけん)」。
倦(う)むことなかれ、ということ。
倦むとは、途中で、嫌にならず、あきることなく、コツコツと続けること。

蒔(ま)かれた種は、文句を言わず、その場でただひたすら咲く。
置かれた場所で咲く花は強く美しい。

「自ら彊(つと)めて息(や)まず」という言葉を胸に刻みたい。

上記の【自ら彊(つと)めて息(や)まず】については人の心に灯をともすより引用しています。

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