既製品家具とオーダーメイド家具の境界線は、必要+カスタマイズと思った時がオーダーメイド家具への入口です。
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
家具について書きたいと思います。
世の中には、同じ規格サイズで大量に生産され
家具販売店から販売されて、お客様が購入を希望されれば
対価と交換で所有することが出来る家具が存在します。
最近では、eコマースと呼ばれるインターネットやカタログから
お客様が購入を希望されれば、注文して翌日には
お客様のご自宅にやって来る家具が存在します。
そして、我々、オーダーメイドで、お客様からのご要望を
お聞きして、カタチにするオーダーメイド家具が
存在します。
だいだいこのパターンだと思います。
お客様が選ぶ家具の選択のされ方は、
お客様それぞれだとは思いますが、大概家具屋さんに行くか
ネットで探してご購入されるかが「はじめの一歩」かと思います。
最初から、ご希望のスペースにオーダーメイド家具を、と
お考えになるお客様は少ないように思います。
オーダーメイド家具は、単価も高額ですし
どこに頼んだらよいのかもよくわからないし
入り口から納品完了までの進め方もわからないし
そんな理由から、オーダーメイド家具は、あまり陽の目を
見ないのかも知れません。
オーダーメイド家具屋を営んでいる事業所としましては
オーダーメイド家具の宣伝・広報について、あまり積極的に
行なってこなかった。それは事実だと思います。
それに関しては、これから、たくさん宣伝・広報をする事を
お約束いたします。杉田木工所の場合ですけど。
オーダーメイド家具のプライス(価格帯)について
漠然としたイメージのお客様が多いのでしたら
少しご説明いたします。
オーダーメイド家具のプライス(価格帯)を100㌫とした時
その家具に掛かっている仕入原価率はだいだい30㌫を基準に
しています。
家具を構成する下地材木材・化粧板・装飾金物・仕様金物の
合計金額が家具全体の30㌫を占めています。
オーダーメイド家具のプライス(価格帯)を100㌫とした時
仕入原価率30㌫を除きますと、残り70㌫になります。
この70㌫の中の30㌫から35㌫が、電気代や製作作業費等の
経費率になります。
オーダーメイド家具のプライス(価格帯)を100㌫とした時
仕入原価率30㌫を除きまして、経理率を35㌫と仮定します。
残り35㌫が事業所の利益率になります。
あくまで、杉田木工所の見積り構成の百分率でして
製作する家具のサイズ(大きい、小さいなど)や使用する
化粧材の市場価格、使用する装飾金物や仕様金物の
メーカー希望卸売価格によっても変動しますが
だいたいこんな感じで構成しています。
家具の本体価格の最後に、10㌫の消費税をかけます。
これは、お国が決めた国内商取引の際に本体価格10㌫を
税金として納税することが法律で決まっています。
なので、見積書の最後に消費税が出現いたします。
余談ですが、家具屋 杉田としては、
景気浮上策として消費税の減率を
政府には求めていますので、最近の選挙では与党に
投票しておりません。
この表で申しますと、杉田木工所は、「小売業者」(納税義務者)が
それにあたります。
量産型既製品家具の事は、書きませんが製品ひとつを生産・製作
するのに、仕入原価や経費のかかり方がオーダーメイド家具とは
全く異なります。
ここまでご説明してきて、何をお伝えしたいのかと
申しますと、
プライスを1万円でも安くしたい。
ご希望のスペースに家具を置きたいけど、余った
空間は気にならない。長く持たなくても、故障したらまた買い替える
こんなイメージを抱いて家具をご希望の場合
量産型既製品やeコマースで購入した家具で良いと
思います。お客様がご選択されたのですから。
オーダーメイド家具があたまに浮かんだ場合
スペースを有効活用したい。
考えた動きをする扉や蓋に機構をつけて
収納家具としたい。そもそも、希望するサイズの家具が売っていない。
長く使える家具たちが欲しい。
毎日、目に飛び込んでくる収納が愛(あい)くるしいほど
愛(いと)おしい
こんなことがあたまをよぎった時
我々、オーダーメイド家具屋にお問い合わせ頂ければと
思います。
1から5まで、カスタマイズするという衝動に駆られる。
そんな前のめりな提案です。
売っていないものは作るしかありません。
面白味のある住空間にいっしょに過ごしたい家具。
その領域と申しましょうか、アングラなと申しましょうか
ニッチなご要望。
はじめの一歩を踏み出して、扉を叩いて頂ければと
思います。
オーダーメイド家具は
必要+カスタマイズ。と思った時が「入口」です。
について書いてみました。
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【杉田木工所】電話 0564-52-3279
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