今行っているやり方が、ずっと続かないと、思ってないと危機が訪れる。岡崎市のオーダーメイド家具屋 杉田木工所
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
20年～30年前に比べて
オーダーメイド家具の需要は、減少していると思います。
リーズナブルな価格の量産家具の台頭。
海外の量産家具の国内販売の開始。
設計段階での規格家具ありきの建物の構築。
理由は、いろいろあると思います。
しかしながら、絶対的にやっていない事もあると思います。
25年前から本格的に始まったインターネットとの
オーダーメイド家具共存共栄。
未だに、
「良いモノを製作していれば、お客様は付いてくれる」
という根拠のない暗示。
これは、最近になって感じましたが、「嘘」であります。
今から、約5年ほど前に、岡崎市と岡崎市内の
商工組織団体や岡崎市内の有力金融機関によって創設された
「岡崎ビジネスサポートセンター」。
こちらの門を叩いて、いろいろと現代ビジネスのknow-howについて
教えをいただきました。
どんなに良いモノ・良いサービスを造ったとしても
宣伝・広報活動をしなければ、お客様に知って頂けない事。
お客様のマインドに響かない事。
この5年間に、これは、痛く感じましたし、これまでこの業界の
だれもが、やっていないに等しいと思える教えでした。
今日の情報化社会において、人伝に物や情報が伝わるって
SNS上が普通で、これに乗らないと商取引が始まるものも始まらず
終わっていってしまう現代の商スタイルなのであります。
化粧板メーカーは、20年前は、化粧板しか製作して販売していなかった
のですが、最近は、「キャビネット」という名称で
家具を販売し始めています。
直線的な家具ならば、メーカーの家具を取り付ける。あるいは
家具を壁が完成前に取り付けて、家具に壁を合わせる。
そんな発想も最近は有りになってきました。
なんとなく、このオーダーメイド家具の製作というお仕事に入って
20年ほど前からそれは感じ始めていて、建築の設計士さんや
建築の知識が豊富な現場監督からは
「家具の仕事は無くならないよ。」と
言われ続けてきたのですけど、最近は、やはり、昔より
お仕事は少ないと思いますし、長期のデフレや建築屋さんたちとの
長年の付き合いからくる、製作単価の平準化。見積過剰と判断された
その後の受注高の減少。と
お仕事をしていて、モチベーションを上げる要素が
少なくなってきている。そんな今日この頃であります。
でも、それでも、大手家具メーカーさんが
「出来ない」「やらない」事が世の中のお客様からは
結構たくさんご相談されてもおるのは、ほんとであります。
オーダーメイド家具でないと、出来ない家具もあるのは
事実です。
出来たら、新しいサービスや新しい商品を開発して
現代のSNSが進んだ社会でも
オーダーメイド家具屋が凛とお仕事が出来る事を
証明したいのであります。
自分たちの先輩のやり方を見て
今、オーダーメイド家具の製作のお仕事をしている訳ですが
じゃあ、そのやり方を同じやり方で引き継いで
やり続ければ、未来永劫、このお仕事が安泰ということは
ない。ということ。常に努力をし続ける事。
時代の流れを読むこと。その時代の時流に乗る事。
これは、お仕事をし続けている限り、実践しない
といけないと思っています。というか、
思うようになりました。
やっぱり、お仕事で自分で作るものなのでしょうね。
誰かがお仕事をくれるのをじっと待っていては
自滅してしまう。
無い需要を作り出しても有りだし、業界が、自分が
気が付いていない需要に気が付くようにアンテナを
張っていないといけないとも思います。
愛知県岡崎市の杉田木工所は
明日からも通常営業をしております。
今年は、出来たら、あたらしい需要を作り出したい。
そんな考えを今持っているところです。
挑戦の1年としたいと思います。
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