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木材先物下落、ウッドショック前水準に 米住宅需要減。良い方向へ向かう事を祈りたいと思います。岡崎市のオーダーメイド家具屋 杉田木工所

毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。


杉田木工所LINE公式アカウント

2023年01月17日付けの日本経済新聞さんの
記事からであります。

米国の木材価格が下落している。
先物価格は2年8カ月ぶり安値圏で推移し、
新型コロナウイルス禍の在宅勤務需要で価格が急騰した「ウッドショック」以前の水準に戻った。
住宅ローン金利の上昇で住宅需要が落ちているためだ。
価格の急反発を見込む声は少なく、住宅市場の停滞は長引きそうだ。

指標となる
米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の
木材先物(期近)は13日時点で
1000ボードフィート(BF=約2.36立方メートル)340ドル台と、
2020年5月以来の安値圏で推移している。
22年3月から下がり始め21年5月のピーク時より8割安い。


木材先物は、2020年05月以来の安値圏

背景には住宅需要の冷え込みがある。
米連邦準備理事会(FRB)による利上げで
住宅ローン金利が上昇し、住宅の購入が減っている。
米商務省によると、11月の住宅建築許可件数は
135万1000戸(改定値)と前月比で10.6%減少した。
新型コロナの感染が広がった20年春以降、
低金利や在宅勤務の普及で住宅需要が高まっていた。

続きは、こちらの記事を御読みいただければと
思います。


家具や建具、元は住宅の材料であります木材価格が
米国で下落。米国には木材の先物相場があるそうで

その先物価格が、コロナ禍以前の価格帯に下落しているそうです。

この下落が、日本の木材相場に波及して、日本の木材卸会社に
コロナ禍以前と同様の在庫高が出来まして、日本の木材価格も
下落してもらえるとありがたいなぁと思うニュースであります。

そもそも、中国と米国との国際取引価格の吊り上げによる
木材価格の高騰と、現物の取り合いで、日本は競り負けて
木材の現物が入ってこないという異常事態を引き起こしたのが

ちょうど、2020年の05月ぐらいではなかったかと思います。

日本経済新聞の記事の後半は、米国の木材卸会社の
木材価格の値下がり過ぎに
木材現物の流通量を絞って、木材価格の下げ過ぎに、

歯止めをかける動きもあるそうなので、日本への現物の
供給と、日本木材価格の下落は、不透明らしいです。

なんとか、木材価格の下落が日本で起こり、「ウッドショック
が終息してくれたらありがたいと思うであります。

12㍉厚み合板の3×6サイズ(1,830㍉×920㍉×12㍉)の1枚当たりの
仕入れ価格は、「ウッドショック」により3倍になりました。

この太平洋戦争後の木材市場史上で考えても、もの凄いスピードと
短期間で、値上がるだけ値上がりました。
正直、異常事態だと思います。

日本経済全体が、物価高です。消費者物価指数は4㌫に
達しました。なので、木材合板の仕入れ価格がコロナ禍以前に
まで下落する事はないと思います。

でも、せめて、50㌫ぐらいは現状の価格帯より下落して
欲しいと切に願います。少なくとも、今年の夏ごろまでには
現状より50㌫の下落で推移して欲しいと思います。

メラミン化粧板やポリエステル樹脂合板は、
化学製品・石油精製製品のカテゴリーのため、
価格は下落しないと思います。

2023年01月20日(金曜日)工場出荷分より
メラミン化粧板・木口化粧材の価格が改定されます。
この部類のモノたちは、原油相場が1バレル=80ドルを

割り込んでも、プーチン大統領が失脚して、ウクライナ侵攻が
終戦しても、値下がる事は無いと思います。

正直、この先の日本の木材価格はどうなるかは、
わからないですけど、4月に日本銀行総裁を現総裁の黒田総裁が
総裁から退かれます。

2023年の01月17日(火曜日)から2023年の01月18日(水曜日)に
行なわれて日本銀行政策金利決定会合では、利上げは
見送られましたが、前回の会合では、0.5㌫まで引き上げ

後任の日本銀行総裁が金利を上げやすいように、地ならしをした
感じはあります。利上げが起これば、住宅ローンに跳ね返ります。

日本でも、住宅市場に影響が出で、供給量は減少傾向になる。
そんな感じはあるのかも知れません。
住宅市場が冷え込むのは宜しくありませんが、木材価格が

下がる理由としては、こういった需要と供給のバランス関係が
起こらないと、落ち着いた価格帯にならないと思うです。

化粧板の価格は高止まりと言いますか、2023年01月20日からの
価格が通常価格として蔓延るように思いますので、木工関係者
としましては、複雑な感情であります。

とりあえずは、家具の下地材に使用する木材や合板が
下落してくれることを祈りたいと思います。

この3年ぐらいの間に、いろいろな概念やお仕事の
供給量がガラリと変わってしまいました。

なにかとやりにくいです。ほんとに。

それでも、木材は、みなさまの味方であり、
視覚に暖かみや落ち着き、嗅覚でも癒し効果のある
木材たちも存在します。

これからは、木造構造のビルも増えます。
何といっても、「SDGs」なのであります。木材は。

SDGs

木材には、高いポテンシャルと輝く未来があると
信じたいと思います。

ウッドショック」の終息が訪れることを祈りまして
今回の杉田木工所noteを締めたいと思います。

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